【階層別教育|第1回】

自立した若手社員に!

業種、規模、社員数によって、若手社員の定義は異なる

学生を卒業し新社会人として歩み始めた方々は、新入社員、新社会人の枠に入ります。その後、1年を経過するとその枠からは自動的に卒業し、若手社員の枠に入ることになります(次の新入社員、新社会人が枠に入るため)。

若手社員の起点は入社2年目以降(社会人生活2年目以降)ですが、若手社員の終点はいつなのでしょうか?

就業者の平均年齢が低い会社、従業員数が少ない会社は、若手社員の終点(中堅社員の起点)は遠くない時期に到来するでしょう。そもそも人数が少ないが故に、責任を伴い、結果を出さなければならない立場へと、否応なしにされてしまうのが実状です。

一方、就業者の平均年齢が高い会社、従業員の人数が多い会社であるほど、若手社員の終点は先の時期になります。

人生100年時代に突入し、働くことを求められる期間が長くなることで、若手社員として位置付けられる期間はより長期化していく傾向だと思います。但し、一定の期間が経過したからといって、若手社員の枠から自動的に抜け出せるという訳ではありません。

若手社員として習得すべき知識、技能、姿勢を兼ね備えて、中堅社員としての準備が整えば、年齢、期間に関係なく、若手社員の枠からは卒業です。

故に、若手社員に求める要素、中堅社員へのステップアップに必要な要素、若手社員から卒業する基準を明確に定義することは、企業としてとても重要なことだと思います。

■ 組織における代表的な階層

  • 新入社員
  • 若手社員
  • 中堅社員
  • 管理職
  • リーダー
  • 経営者

若手社員に何を求めるのか、何を目指して仕事に取り組むことを望むのか?

キャリアは繋がりを持たせて、一段ずつ!

若手社員のあるべき姿は各社で異なりますが、根底にある求める要素は、以下の2つに集約されるのではないかと感じています。

■ 若手社員に望むこと

  • 能動的に動く人材になってほしい
  • 他人からの助力を受けずに仕事に取り組める、自立した人材になってほしい

自社の若手社員に求めるあるべき姿を、言葉に表してみましょう。

社会人経験はまだまだ浅く、知識も経験も足りないのが若手社員の特徴です。「できる人材」を目指すために必要な手段や機会は会社が提供して、全体の底上げを図ることが求められています。

■ 若手社員育成の方向性

  • 自らすべきことを、自ら見つけることができる
  • すぐに行動に移して、実践しながら考えることができる
  • フットワークが軽く、会社の成長と自身の成長を求めて一直線に突き進むことができる

中堅社員に引き上げるために、自立した人材に更生する、育成する取り組みを継続することが、とても重要だと思います。

OJT、OFF-JT、自己啓発、研修のあり方について考える

人材育成は、OJT、OFF-JT、自己啓発の3つのアプローチを組み合わせて行うのが一般的です。

特に、若手社員は仕事の難易度が上がるタイミングでもあるため、継続したインプット、リスキリングが自分の存在価値を高めることを気付かせる必要があります。

■ OJT 現場での学び

OJTでは、仕事を任せること、結果に責任を持たせることで、自立したビジネスパーソンとしての自覚と覚悟を醸成させましょう。

失敗を反省し、失敗から学ぶことで仕事の幅は広がります。成功から自信を得ることで、人としての深みが出てきます。より難しい仕事にチャレンジさせる環境を作り、意識的に「少し難しい仕事」を任せていくことで、成長を促しましょう。

■ OFF-JT 現場から離れた場での学び

OFF-JTで最も活用されているのが、社員研修です。研修は、日常とは異なる脳の使い方を促し、仕事には直接的には関係のない情報、知識などのインプットを行います。

OJTは根気強く!

OFF-JTは一見遠回りしているように思いますが、新しい気付き、発想の柔軟性、自分の立ち位置を知るきっかけになります。そこから、自分に足りないもの、伸ばしていきたいものを把握して、自己啓発を通じてブラッシュアップできればベストです。

数年したらどうせ転職するから、うちの若手社員は育たないから、人材に投資するお金がもったいないから、と決めつけて何もしなければ、人が育つことはありません。

有意義な人材を本気で求めているのであれば、若い世代から根気強く投資し、期待しているという姿勢を見せていきましょう。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

能動的に動く、自立した若手社員の育成をサポートします

若手社員研修はビズハウスへ!

弊社では、社員研修のご相談を受けた場合、原則、依頼主が希望する内容でカリキュラムを設計しています。その際、現状の問題、課題、強み、弱みなどを伺いながら、今必要と思われる内容をご提案しています。

特に、若手社員に対しては受け身で仕事をすることが無いように、自分から能動的に動き、自立を促すメッセージを取り入れた研修内容が多くなっているのが特徴です。

■ 若手社員研修の目的

  • 組織の潤滑油として、上司・先輩、部下・後輩との上手な付き合い方を共有する
  • これまでを振り返り、自身の強み、弱み、出来たこと、出来なかったことを見える化する
  • 自身への期待、課された役割を認識し、実績を残すために必要な足りないスキルを確認する
  • 知っていることを出来るように、出来ることを継続できるように、意識力と行動力の向上を図る

ビズハウスは、会社の成長に貢献する 「若手社員」 の育成を、研修を通じて支援します。

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