魅力的なリーダーが備えるべき要素、求められる資質を紐解く

これからの人材育成、社員研修を考える 第4回
- リスクを見極める力、剛毅果断に取り組む姿勢が求められる
- その時々の環境、業績、課題によって、理想のリーダー像は変遷する
- 状況、環境、相手、タイミングに応じて、最適なリーダーシップを使い分ける
- ビズハウスのリーダー研修では、自ら先頭に立ち、未来を切り拓くリーダーの育成を目指します

■ これからの人材育成、社員研修を考える ARCHIVE
- 能動的に動く、自立した若手社員を育成する
- 数字を根拠に、論理的に考えて仕事を完遂する中堅社員を育成する
- 管理職に必要なマインドチェンジ
- 組織の壁、階層の壁を取り払い、風通しのよい人間関係の構築を目指す
- ビジネスパーソンとしての自覚を持った内定者を育てる
1.リスクを見極める力、剛毅果断に取り組む姿勢が求められる
未来に向けた夢やビジョンを持ち、会社や組織の成長、拡大を実現するために自ら先頭に立って行動することが求められる立場にいる方は、社内外からリーダーとして位置付けられた存在です。アイデアや目標を具体化する行動はマネージャー以下に一任し、リーダーは頭を使って未来への道筋を示すことが求められます。
リーダーは今までに経験した階層とは異なる行動形態、時間の使い方、思考法をベースに、日々の業務に取り組まなければなりません。これまでとは異なる仕事への取り組み方を理解して行動に移せるかが、リーダーとして歩みを始める第一歩です。

リーダーは時に孤独で、自分が見えている世界や目標・ビジョンが必ず共感を得られるとは限りません。多くの人や情報に接し、さまざまな意見、アドバイスを受け入れながら、会社にとって最適な道は何かを模索していく必要があります。
理想と現実を見極めて、信念を持って前向きに、ひたむきに会社を引っ張っていく姿勢、何事にも真摯に取り組む態度こそ、リーダーが持つべき最も大切な資質ではないでしょうか。
2.その時々の環境、業績、課題によって、理想のリーダー像は変遷する
環境の変化、業績の推移、人員構成、喫緊の課題など、その時々の直面する状況を考慮して、組織に最適なリーダーが選ばれます。
活躍しているリーダーを見てみると、現状に対する解決策や未来への道筋を明確に示しながら、それぞれが持つ個性を表に出して組織をリードしている印象です。自社、自組織、自チームに求めたいリーダー像、イメージできますか?

■ 喫緊に対処しなければ経営が傾きかねない場合の理想のリーダー像
発信力、行動力、決断力を兼ね備えた強力なリーダーが求められます。
■ 経営は順調に推移し、ステークホルダーへの還元や会社基盤を充実させたい場合の理想のリーダー像
信義に厚く、包容力、安心感、安定感を兼ね備えた穏やかなリーダーが求められます。
■ 新規参入企業の増加、自社商材の競争力が低下している場合の理想のリーダー像
新しいことに挑戦する意欲、現状を改善・打破する突破力を兼ね備えたチャレンジングなリーダーが求められます。
3.状況、環境、相手、タイミングに応じて、最適なリーダーシップを使い分ける
「LEADER」とは指導者、統率者であり、「LEADERSHIP」とは人を指導・統率する能力、行動、作用と翻訳されています。日常的に使われている言葉ですが、その意味を本当に理解している人はそう多くないように感じています。
リーダー本人が理念・信念を持ってそこへ自己を導くことができなければ、他人を導くことはできません。
よって、まずは自身に向けたセルフ・リーダーシップを発揮できているかが問われます。自らを立たせる、自らを律する、自らを導くことができれば、自分自身に対するセルフ・リーダーシップは完了です。言い換えれば、他者を導くリーダーシップの土台が構築されました。

他者を導くリーダーシップであるインターパーソル・リーダーシップは、集団を導く、組織を導く、社会を導く3つのステップで構成され、それらを順番に実現できれば、真のリーダーとして評価されるでしょう。
その時々の状況、環境、相手、タイミングに応じて、最適なリーダーシップの使い分けを目指しましょう。自分自身の個性、特徴に合わせて使い分けるができれば、周囲からの評価はより高まるでしょう。
あるべき姿の実現に向けて、必要な改善、改革を積極的、主体的に取り組むリーダーとして、活躍の場を広げていってください。
■ 代表的な4種類のリーダーシップ
- 専制君主型リーダーシップ 安定していない組織、緊急で意思決定しなければならない状況
- 民主型リーダーシップ 集団で討議して方針を決定、作業要領・手順を部下に委任できる状況
- 温情型リーダーシップ スキルが向上し、一人前として独り立ちさせたい状況
- 放任型リーダーシップ 高度なスキルを兼ね備えた組織、意思決定も部下に委任し行動に関与しない状況
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4.ビズハウスのリーダー研修では、自ら先頭に立ち、未来を切り拓くリーダーの育成を目指します
社員研修のご相談を受けた場合、原則、依頼主が希望する内容でカリキュラムを設計していますが、同時に現状の問題、課題、強み、弱みなどを伺いながら、リーダーに今必要な内容を取り入れた研修を実施しています。
リーダーとしてのあるべき姿を確立するために必要となるマインドセット、スキルアップを積極的に取り入れています。
■ 研修の目的、内容
- 学術的な内容から実践的な内容まで、「経営のイロハ」に繋がる幅広いテーマに取り組む
- 経営者目線で判断し、当事者意識で業務に取り組めるように、リーダーとしての深さを追求する
- 考える力、数字で表現する力を習得して、論理的に物事を進められる知見を積み上げる
- 新たな視点、着実な知見の積み上げを感じてもらい、リーダーとしての自信を醸成する
ビズハウスは、会社の成長・拡大に貢献する人財の育成を、研修を通じて支援します。
