相手、環境、時機に最適なリーダーシップの取り方を考える
【研修ライブ|第1回】
特定のテーマを深掘りして、研修での伝え方、受講者の感想などをご紹介します
ビズハウスは、全国の地方自治体から一般企業へ研修サービスをご提供しています。ご意見やご要望をもとにプログラムをカスタマイズして、各クライアントに最適な研修をお届けするのが当社の特徴です。
「研修ライブ」 では、当社が実際の研修でお届けしている内容の一部を深掘りして、ご紹介していきたいと思います。
第1回の研修ライブは、「リーダーシップ」 について。
- 人が集まれば、必ず組織やグループができます
- 組織になると、役割分担に応じてリーダーの存在が求められます
どうすれば上手に組織を先導できるか、その考え方や取り組みについてご紹介します。今後の人材育成や社員教育に、ご参考ください。
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リーダーと聞いて、思い浮かぶ人物は?
世の中には、組織の数だけリーダーが存在します。それゆえ、それぞれの組織に求められるリーダー像、最適なリーダーシップの取り方は異なるものと考えた方が自然ではないでしょうか。
その時々の相手、ビジネス環境、タイミング、前提条件や内容に応じて、リーダーシップの取り方を変えられるかがポイントです。
言い方を変えれば、リーダーのあるべき姿、リーダーシップに絶対的な正解は無い、ということです。
■ さまざまなリーダー像
- 周りに任せて、引き立てる
- 自分が動いて、変化を作る
- 強烈な個性で、妥協を許さない
- 先見性、行動力、スピードを備えた
- コツコツと努力を続けて、背中で見せる など
リーダーには多大な期待とプレッシャーがかけられますが、リーダー一人では、何事も成し遂げることはできません。
優秀なブレーン、親身な部下や後輩が周りに存在してこそリーダーは輝ける、と言っても過言ではないでしょう。
リーダーの思考、行動、雰囲気、振る舞いのあり方は?
組織のリーダーは、常に周りから見られています。そして、リーダーの思考や日常の行動は、組織全体に伝播していくものです。
組織はリーダーの器以上には大きくならない、と言われますが、まさにその通り。品行方正、何事にも前向きにチャレンジするリーダーが望ましいのは言うまでもありません。
■ リーダーのマインド
- 先見的
- 全体最適
- ポジティブ思考
- チャレンジ精神 など
■ リーダーの行動
- 創る
- 示す
- 与える
- 止める など
リーダーは先に見せる、先に与える立場であり、どのような結果であれ最終的には責任を負わなければなりません。
根気強くGIVEを継続することで、やっと一つのTAKEに繋がる、といったイメージではないでしょうか。
リーダーシップの効果を理解して、複数の型を併用できるように
優れたリーダーは、状況や場面によって、その都度最適なリーダーシップを取ることができます。種類や効果を理解して、複数のリーダーシップを併用できるリーダーは、より円滑に組織を先導している印象です。
世の中で言われているリーダーシップの型は、大きく4種類あります。現在の自分に適した型、自分の上司や先輩の型は何に当てはまるかを考えてみましょう。
すべてをリーダーが判断して部下後輩を思い通りに行動させる強烈なアプローチも、部下後輩を信頼して仕事を任せるアプローチも、リーダーシップの一種です。
ご自身がリーダーの場合には、教官型から委任型へ、関与の度合いを段々と薄めていくことを目指しましょう。
■ 教官型リーダーシップ
- 仕事の成熟度が低い場合、異動で初めての業務に取り組む場合
- 自分が先頭に立って指示、部下の行動を方向付け、意思決定は自らの判断で
■ コーチ型リーダーシップ
- 組織運営、意思決定に部下を適度に関与させて、帰属意識を醸成させる
- 部下の行動の最終決定、意思決定はリーダーが行う
■ 参加型リーダーシップ
- 部下との関係を重視して、快適、友好的に意思疎通する
- 意思決定に部下も関与させて、当事者意識、経営者目線の醸成させる
■ 委任型リーダーシップ
- 仕事責任、遂行責任、目標責任を委ねる、部下の裁量を大きくする
※他にも、ビジョン型(ビジョンを示し、自立心の向上させる)、ベストセッター型(手本を見せて、成功イメージを与える)など
人の成長は、組織の成長とリンクします。
人を成長させるにはどのようなリーダーシップが最適か、都度考えて行動できるリーダーを目指しましょう。