会計 第7回

こんにちは、ビズハウスです。

当社では個人の方を対象に、定期的にオンラインセミナーを開催しています。その中でも、損益計算書と貸借対照表について学ぶ「決算書が読めるヒトになる」という講座は、これまで多くの方々に受講いただいています。

■ ビズハウス主催|会計の基礎を学べるオンラインセミナーはこちら

本セミナーを受講される方の年齢は幅広く、オンラインによる開催のため、全国からさまざまな理由でご参加いただいています。

  • 管理部門に異動となり、数字を扱う必要が出てきたため
  • 営業部門に異動となり、顧客の決算書を読めるようになりたいため
  • 自分で事業を立ち上げたが、数字に自信がないため など

特に30代、40代の方からは、今一度学び直したい、もっと新しい事を知りたい、という意欲をヒシヒシと感じています。今まで「数字」を意図的に遠ざけて仕事をされてきた方も、本セミナーを通じて、企業経営や組織運営に会計知識は必須であることをご認識いただけたのではないでしょうか。

本セミナーを受講された方より、「キャッシュフローについて学べる講座はありますか?」というお問い合わせを多数いただいています。現在、鋭意準備を進めていますので、開催が決まり次第、改めてお知らせします。

■ 会計の基礎知識 ARCHIVE

目次

  1. 営業、投資、財務、それぞれのキャッシュフローを用いて8パターンに分類する
  2. キャッシュフロー8パターンを、4つのタイプで評価、検証する
  3. 売上、利益を現金化できているか?キャッシュフローマージンを活用した与信管理を

1.営業、投資、財務、それぞれのキャッシュフローを用いて8パターンに分類する

1年間の企業活動の結果として、キャッシュフロー計算書には3つの活動に関するキャッシュフロー状況が記載されています。毎日のお金の出入りの結果、入金が多ければプラスに、出金が多ければマイナスになり、項目ごとに確認することが可能です。

  • 営業活動によるキャッシュフロー + or  ▲
  • 投資活動によるキャッシュフロー + or  ▲
  • 財務活動によるキャッシュフロー + or  ▲

上記の3つの活動のプラス、マイナスを組み合わせると、8つのパターンに分類することができます。

すべての企業は必ず8パターンのいずれかに該当するため、過去から現在までの該当するパターンの推移を見て、お金の使い方、お金に関する取り組みを評価、検証してみましょう。

■ キャッシュフロー 8パターン

1.安定型

  • 営業 + 投資 + 財務 +
  • すべての活動で入金過多の状況で、キャッシュリッチに

2.改善型

  • 営業 + 投資 + 財務 ▲
  • 投資の回収、財務の健全化を図るなど、企業体質の改善を進めている

3.積極型

  • 営業 + 投資 ▲ 財務 +
  • 金融機関からの借入れ、または株主からの出資による入金を投資に回している

4.健全型

  • 営業 + 投資 ▲ 財務 ▲
  • 未来への投資を行う一方で、金融機関への返済を進めている

5.救済型

  • 営業 ▲ 投資 + 財務 +
  • 営業活動の出金過多を、投資の現金化、金融機関からの借入れなどで穴埋めしている

6.リストラ型

  • 営業 ▲ 投資 + 財務 ▲
  • 過去の投資を現金化して、出金への穴埋めに回している

7.勝負型

  • 営業 ▲ 投資 ▲ 財務 +
  • 営業活動は出金過多だが、資金を調達して未来への投資に回す勝負に出ている

8.大幅見直し型

  • 営業 ▲ 投資 ▲ 財務 ▲
  • すべての活動で出金過多となっている非常事態

2.キャッシュフロー8パターンを、4つのタイプで評価、検証する

置かれた環境、状況により、該当するキャッシュフローパターンは各社で異なります。8つのパターンを優秀、及第点、注意、懸念の4つのタイプに分類した上で、個別に評価、検証していきましょう。

■ 優秀:パターン4

  • 営業活動でプラス、未来への投資を行いマイナス、金融機関への返済が進みマイナス、という堅実なタイプ
  • 営業キャッシュフローのプラス額で、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローのマイナス額を補えているかを確認

■ 及第点:パターン1、2、3

  • 営業活動に伴う入金額が多ければ、経営としてはまずまずであり、及第点に

■ 注意:パターン5、6、7

  • 営業活動に伴う出金額が多ければ、仕入過多、売上減少の可能性あり
  • 営業キャッシュフローをプラスに転じるための施策に、早急に取り組む必要あり

■ 懸念:パターン8

  • 3つの活動すべてからお金が出ている状況で、極めて深刻な資金繰りの状況と推測される
  • 投資キャッシュフローがゼロに近い場合には、現金化できる資産が無く、倒産が近い可能性あり

入出金の相手は必ず存在するため、キャッシュフロー計算書は粉飾することができない財務資料です。故に、信頼性は担保されており、企業の実態を正確に表しているものと言えるでしょう。

お金の流れを切り口に企業を分析する取り組みは、極めて有意義だと思います。

3.売上、利益を現金化できているか?キャッシュフローマージンを活用した与信管理を

売上を計上する際、その全額はいずれかのタイミングで入金され、現金化されます。但し、そのタイミングは、取引条件、商材、相手先などで個別に取り決められており、実際の取引では、月末締め翌月10日払いなど、「売掛金」として取引するのが一般的ではないでしょうか。

キャッシュフローマージンとは、売上のうちどれだけ現金の割合が占めているか、売上のうちどれほど効率的にキャッシュフローを稼いでいるかが分かる指標です。なるべく早く現金化できている方が評価されますので、数値は高くあることが求められます。

一方で、現金化できない在庫が増加した場合、長期間回収できない売上債権が発生した場合に、その数値は悪化します。

■ 計算式

キャッシュフローマージン = 営業キャッシュフロー / 売上高 * 100

各取引先のキャッシュフローマージンを計算してみましょう。特に数値が悪化している先との取引は、見直す必要があるかもしれません。リスクを軽減するために、安定的に取引を継続するために、キャッシュフローにこだわった与信管理の実践をお薦めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

キャッシュフローの8パターン、それぞれの定義を理解すると、企業の置かれた状況を資金面から分析することができるようになります。

キャッシュフロー計算書は、粉飾することはできません。より正確に対象企業を分析したい方は、キャッシュフロー計算書、またはキャッシュの流れを切り口に、上記の8パターンをぜひ活用してください。

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