【取組実績|第4回】

会計研修の内容、受講者からいただいた感想をご紹介します

本研修は、東急不動産リート・マネジメント株式会社の皆様、東急不動産キャピタル・マネジメント株式会社の皆様を対象に、対面による参加とオンラインによる参加のハイブリッド形式で実施しました。

カリキュラムは、財務諸表の定義、貸借対照表と損益計算書の基本構造、実在する企業の財務諸表分析などを通じて会計スキルの基礎を築くことを目的に設計し、同様の内容で2回、各回20名前後の方々に受講いただきました。

また、REIT業界における自社運用REITの位置付けやランキングなどを押さえて、数字と実務の紐づけを行いました。

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これからどのようにREITを運用していくのか、数字と紐づけて将来を設計する力を養う

2001年に2銘柄でスタートしたJ-REITは、その後に新規参入が続き、2020年11月18日現在、上場本数は62銘柄にまで増加しました。運用資産の種別は多岐に渡り、銘柄ごとに特徴を備えて差異化していくことが求められています。

■ REITの運用資産種別

  • 物流施設主体型
  • 住居主体型
  • 商業施設主体型
  • 事務所主体型
  • ホテル主体型 など

REITの運用は、運用資産を増やせば評価されるという訳ではありません。また、各運用会社で投資方針、運用方針を制定しているため、これらの方針に沿ってどのような将来を設計していくのかを検討しなければなりません。

J-REITの場合、LTV(※後述)の適正値は50%程度とされており、ほとんどの銘柄で「LTVは50%以内とする」方針を打ち出しています。

純資産を厚くしない限り(増資による資本増強を行わない限り)、運用資産額の増加を図ることができないビジネスモデルとなっているため、投資に回せる資金にはおのずと上限ができてしまいます。

■ LTVとは?

  • REITが保有している不動産評価額に占める借入金の割合で、REITの安全性を示す指標
  • 比率が低いほど、安全性が高いとされる
  • 比率が高い場合、借入金を上手に利用してレバレッジ効果の高い運用ができているという見方もできる

限られた自由度の中で、成長を続けながら個性を持ったREITにするには何ができるか?

自社運用REITの将来像を数字と紐づけて考えられる知見は、これから益々求められるのではないでしょうか。

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ご担当者様の声

研修後のアンケート、ならびにいただいた感想、評価など、こちらに掲載します。

  • 財務諸表分析に関する指標を活用して、自社や同業他社の経営成績等の良し悪しを判断することができるようになった
  • 業種によって営業利益率が異なり、そこを意識しながらリーシングしていくというのは実務にも生かせる点だと感じた
  • REITだけでなく、他の事業会社等の決算短信もチェックするようにしようと思いました
  • 有価証券報告書を見て、まず初めに見るべきポイントが活用できると思いました など
リスキリングは継続的に!

クライアント情報

東急不動産リート・マネジメント株式会社

  • 設立 2017年4月 ※資産運用会社3社の組織再編に伴い発足
  • 本社 東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ18階
  • 事業 投資運用業
  • URL ホームページを見る

東急不動産株式会社の100%子会社である同社は、アクティビア・プロパティーズ投資法人、コンフォリア・レジデンシャル投資法人、ブローディア・プライベート投資法人を運用する資産運用会社として、投資主価値の最大化を目指して活動しています。

また、環境負荷の軽減、プロフェッショナル集団としての人材開発と育成、従業員の健康と快適性など、より働きやすい職場と、より成長、拡大に繋げるための投資にも積極的にチャレンジしています。

大手グループの強みを生かした経営で安定的に成長を続ける、注目の企業です。

【アーカイブ|取組実績】

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