【取組実績|第28回】

会計基礎講座の内容、受講者からいただいた感想をご紹介します

東京都文京区本駒込にある文京区勤労福祉会館様が主催する指定業務において、会計講座を実施しました。

区内外の方々へさまざまなテーマで開催しているビジネス講座の一環として、ビジネスパーソン向けに「会計の知識やノウハウをご提供する場」という目的のもと、今回ご依頼をいただきました。

当初は上限15名の受講者を想定していましたが、受付開始時から多数のお申し込みをいただき、最終的には30名まで参加枠を拡大。受講者の年齢層は20代から80代までと、こちらの想定よりも幅広い世代の方々からお申し込みいただきました。

※講座当日は、30名満席での実施となりました。

受講の目的は人それぞれだと思いますが、「会計」「財務」「決算書」に興味をもたれている方は多いことを実感する機会となりました。

決算書の見方を学ぶ!

■ 会計基礎講座カリキュラム

  1. 企業活動・個人行動は、すべて数字に表れる
  2. 損益計算書の見方
  3. 貸借対照表の見方
  4. 決算書を見てみよう!(ケーススタディ)

本講座は、企業会計の全体像、貸借対照表と損益計算書の基礎構造、ならびに、実際の決算書をサンプルに簡易的な企業分析をケーススタディとして取り入れたカリキュラムにてご提供しました。

双方向でコミュニケーションが取れるように途中で質疑応答やディスカッションの機会を設けるなど、受講者におかれては、インプットとアウトプットの両輪で会計知識を習得する機会になったのではないかと思います。

会計知識のインプットは、企業活動、お金の流れを理解することからスタート

お金の流れを理解する!

企業会計、決算書の基礎知識を習得したいときには、まずは企業活動やお金の流れの全体像を理解することをお薦めしています。さまざまな活動や取引がどのように決算書へ反映されるのか、それを先にイメージできた方がインプットを円滑に進められるためです。

毎日の業務や取引、キャッシュフローはすべて数字で表すことができます。

言い方を変えれば、ビジネスパーソンにとって日常的で当たり前の行動は、決算書にすべて数字で表されています。

■ 資金調達

  • 会社を始める、事業を継続するためにはお金が無ければできません。よって、企業活動は資金調達からスタートします
  • 経営者または財務部の方々は、より低いコストで資金を調達したい、と考えて行動するのが一般的です
  • 資金調達の方法は、金融機関から「融資」を受ける方法と、投資家や株主から「出資」を受ける方法の2つです

■ 資金運用

  • 資金調達が完了したら、手元資金をより高いリターンで運用できるように、行動に移ります
  • 手元資金を元手に投資し、保有資産を動かしてモノやサービスを製造し、取引先に販売していきます
  • 研究開発、人材育成、業務改善、宣伝広告、新規事業開発、M&Aなども、この行動サイクルに入ります
  • 販売に伴い資金回収が進めば、それを元手に次の一手に取り組む流れになります

最適な資金調達と最善の資金運用を繰り返して、利益を創り出す

協力して利益を創り出す!

企業経営とは、最適な資金調達と最善の資金運用を繰り返して利益を創出すること、と定義することができます。

経営者は、企業を取り巻くステークホルダーにとって最適な資金調達と最善の資金運用とは何かを考えて、経営に反映していかなければなりません。

尚、一年間の企業活動の結果、黒字であれば勿論のこと、赤字であってもやらなければならないことがあります。

  • 納税
  • 返済
  • 還元
  • 投資

日本国内で活動している企業は、例え赤字であったとしても、定められた税率に基づいて納税しなければなりません。納税は国民の義務であり、企業としても誠実に取り組む必要があります。

金融機関から融資を受けている場合には、金銭消費貸借契約書に記された条件に基づいて返済しなければなりません。たとえ赤字であったとしても、元本と利息を返済していく必要があります。

還元とは、株主に対する配当金をイメージすると分かりやすいと思います。特に上場企業の場合には多数の株主から出資を受けており、当期純利益の一部を株主に対して還元していかなければなりません。

株主は重要なステークホルダーの位置付けになるため、配当金による利益還元や株価向上など、株主を納得させる取り組みができるかどうかが企業経営における重要な課題となりました。

投資とは、事業を継続するため、成長させるために必要な取り組みです。投資をストップすることは将来の利益を喪失すること、といっても過言ではありません。優先順位とタイミングを見計らって、必要な投資は進めていかなければなりません。

納税、返済、還元、投資を含めた調達と運用の繰り返しが企業活動であり、決算書にはこれらすべての活動結果が数値化されています。

■ 会計研修のご相談は、ビズハウスへ

受講者からいただいたご意見、ご感想はこちら

アンケート結果はこちら!
  • 本を読んでも理解できなかったことが、楽しみながら、理解することができました
  • 週末開催だったことで参加しやすく、ペース配分、内容の難易度もばっちりでした
  • 今回の基礎編のステップアップとして、財務分析の実践編をお願いしたいです
  • 考えながら学べ、ポイントを強調してくださったことで理解が深まりました
  • 大変楽しく、とても有意義な学びの機会になりました など

クライアント情報

文京区勤労福祉会館

指定管理者:株式会社オーエンス

  • 設立  1959年6月
  • 本社  東京都中央区銀座4丁目12番15号 歌舞伎座タワー20F
  • 事業  ビル管理、ホテル管理、スポーツ施設管理、施設運営マネジメントなど
  • URL  ホームページを見る

株式会社オーエンスは、設備管理・保安管理などを行うビル管理事業、ビルマネジメント・資産保全コンサルティングを行うプロパティマネジメント事業のほか、スポーツ管理運営事業、施設運営マネジメント事業など、さまざまなサービスを展開しています。

支店網は全国に及び、地方自治体から民間企業を対象に、「豊かで快適な都市空間の実現」を理念に活動を続けている企業です。

特に最近はスポーツ振興にも力を入れており、プロバスケットボールや女子サッカーチームのオフィシャルスポンサーに就任するなど、スポーツ文化の普及活動にも積極的に取り組んでいます。

資産と環境を効率的にマネジメントするソリューションビジネスを展開する、注目の企業です。

【アーカイブ|取組実績】

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