【取組実績|第27回】

岩崎通信機様への入社3年目研修について、カリキュラムの内容や研修の雰囲気をご紹介します

岩崎通信機様へ、入社3年目の若手社員を対象としたフォローアップ研修を実施しました。本研修の受講者は、入社時の新入社員研修、1年後のフォローアップ研修を受講された方々で、前回の研修から約1年ぶりの再会となりました。

■ 入社3年目研修カリキュラム

  • ビジネスは繋がりの世界
  • 組織における役割分担
  • 3層1軸のキャリアビルディング

組織における若手社員は、ビジネスパーソンとしての基礎力が備わった一方で、専門的な知識や現場のノウハウはまだまだインプットしなければならない時期でもあります。

そのことは理解しながらも、職場への慣れ、複雑な人間関係や思い通りに事が進まないことへのフラストレーションが溜まってしまい…

仕事に対するモチベーションが上がらない方もチラホラと出てくる時期ではないでしょうか。

組織内の立場や役割が変わりつつある節目に、本研修はビジネスパーソンとしてどうありたいかを考える機会に。また、立場が変われば思考や行動が変わることを、ケーススタディを通じて体験する時間を設けました。

  • 社会人3年目を、勝負の年に

社会人3年目からは、ビジネスパーソンとしての違い、存在価値の優劣が徐々に出てくる時期に入ります。

同期の頑張りから刺激を受けつつ、ご自身の日々の振る舞い、時間の使い方、知識やノウハウのインプット方法などを見直すきっかけになったのではないかと思います。

他人との繋がり方を自己評価!仕事のプライベートも、他人との良好な関係が毎日を充実させる

入社から約2年が経過した若手社員の方々は、学生生活との違いを大いに感じているのではないかと思います。

それに伴い、自身の力の無さ、思い通りにいかないストレスを痛感するなど、自分一人では何事も成し遂げられないことに気付くのも、このタイミングです。

仕事においても、プライベートにおいても、自分一人では生きていくことはできません。故に、他人との良好な関係性、信頼できる他人が自分の周りにどれだけいるかで人生の豊かさは決まる、といっても過言ではないでしょう。

ビジネスの繋がり、プライベートの繋がりは、時間をかけて育てていく必要があります。

■ 会社につく人脈

  • 会社に帰属する資産であり、異動や転職、退職の際には引き継いでいく
  • ビジネス上の関係であり、利害関係者としての位置付け

■ 個人につく人脈

  • 雰囲気、性格、価値観など、内面に共感した同士の強固な関係
  • 仕事から離れても、年齢や立場に関係なく付き合いが続く

どちらの人脈が多ければ正解、最適、というものではありません。毎日を充実させるために必要な人脈のバランスは、自分で作り上げていかなければなりません。

人脈を広げる力、深める力、そして生かす力を高めるために必要なものとは何か。

見返りばかりを求めず、まずは人脈を広げる活動をスタートするきっかけになったのではないかと思います。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

立場が変われば、役割や権限も変わる!目的や情報はタイムリーに共有して、チームを結束させる

若手社員は部下や後輩のOJTを任される立場に、また、上司や先輩をサポートする立場になります。今までは組織の上層を見ていれば良かったものが、これからは上下左右、社内外に配慮して行動しなければなりません。

立場が変われば、周りから期待される役割、会社から与えられる権限が変わります。

チーム一丸となって期限内に最適なアウトプットを作り上げる、目標を達成するにはどのような思考と行動が必要か。本研修では、情報やデータの共有とチームビルディングの進め方を体感してもらうグループワークを取り入れました。

■ グループワーク概要

  • 受講者は課長役(1人)、中堅社員役(2人)、一般社員役(2人)のいずれかに配役 ※5人で1グループ
  • それぞれに異なる情報を提示し、情報のやり取りはメモのみでスタート
  • 一つの目標を達成するべく、チーム一丸となって取り組めるかどうかを競う

このグループワークは、課長にしかワークの目的、目標を伝えないことがポイントです。

課長は当たり前のように目標に向かって邁進しますが、目的や目標が分からない中堅社員、一般社員にとっては、一体何をしているのか分からないまま時間が過ぎていくことに。

■ 課題を迅速に解決するためのポイント

  • 目的、目標を共有する
  • 手元にある情報を共有する
  • 作業の優先順位を共有する

この3つを迅速に把握し、共有したグループほど、ワークの正解を短時間で導き出すことができます。

課長役のリーダーシップが問われる局面ではありますが、中堅社員役、一般社員役も声を上げて、自分から状況を確認し、情報を取りに行く行動を取る必要もあるでしょう。

■ 課長役としての最適な行動

  • 目的、目標、ルールの確認
  • 情報、データ、結果の共有
  • 役割分担、作業工程の設定 など

■ 中堅社員役としての最適な行動

  • 上司と部下の間に立って、コミュニケーションの潤滑油に
  • 組織の壁を越えて、現場の現状を正確に把握
  • 上司や先輩を動かす意見、提案の具申 など

■ 一般社員役としての最適な行動

  • 目的意識を持ち、自分に課された期待役割の理解
  • 自主的、能動的、積極的に情報を取りに行き、問題解決に動く など

職場においても、自分の置かれている環境や立場によって最適な思考、行動、振る舞いは異なります。

プロフェッショナルなビジネスパーソンを目指して、今後の働き方を見直すきっかけになったのではないかと思います。

クライアント情報│岩崎通信機株式会社様

岩崎通信機 株式会社

  • 設立  1938年8月
  • 本社  東京都杉並区久我山1丁目7番41号
  • 事業  情報通信、印刷システム、電子計測分野における機器の開発、製造、販売及びサービスの提供
  • URL  ホームページを見る
  • 証券コード  6704

「あらゆる人やモノを繋ぐコミュニケーションで、生きがい溢れる社会創りに貢献する」をミッションとして、情報通信事業、印刷システム事業、電子計測事業を柱とする次代の情報通信ビジネスを牽引するメーカーとして活動しています。

2022年度から2025年度にかけての新中期経営計画「REBORN」を策定し、M&Aによる買収や新領域の開発、固定費の削減など、攻めと守りの両面の取り組みで成長戦略を推進しています。

設立から80年以上の歴史と最先端の電子計測技術、情報通信技術をベースに、世の中に新しい価値を提供する注目の企業です。

【アーカイブ|取組実績】

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