【取組実績|第46回】

岩崎通信機様への若手社員研修について、カリキュラムや研修の雰囲気をご紹介します

情報通信や印刷システム、電子計測分野における機器製造及び商品サービスを提供する電機メーカー、岩崎通信機株式会社様へ若手社員研修(3年目研修)を実施しました。

2022年4月に実施した新入社員研修を受講された方々を対象に、ビジネスパーソンとしての視座、自立的な思考、自発的な行動を促すカリキュラムを構成しました。

尚、事前課題として、キャリアビジョンに関するケーススタディに取り組んでいただきました。ご自身がケーススタディの登場人物とした場合には、どのような思考、判断、行動を取るか。言葉にして、研修中に発表していただきました。

■ 若手社員研修カリキュラム ※3年目研修

  1. 各階層の役割と行動
  2. 自律的思考×自発的行動を育む
  3. グループワーク
  4. プロフェッショナルなビジネスパーソンに

各階層の役割と行動では、肩書や立場によって求められる役割や取るべき行動は異なることを理解いただきました。また、個性の基盤となるスキルについて、自身が備えているもの、備えていないもの、今後必要なものなどの確認を行いました。

自律的思考×自発的行動を育むでは、他責から自責に、消極的から積極的に、指示待ちから脱却するべく、マインドセットを行いました。また、仕事で価値を創造する、提供するとはどういうことなのか、価値創造の考え方や取り組みについてインプットいただきました。

プロフェッショナルなビジネスパーソンにでは、2種類のキャリア形成、ポータブルスキルや守破離の考え方などを理解いただきました。

自分で人生を切り拓き、ビジネスパーソンとして有意義なキャリアを歩めるように。

これまでの新入社員研修、新入社員フォローアップ研修の思い出や、ディスカッションによるコミュニケーションを通じて、若手としての自覚と今後のキャリアを切り拓くモチベーションを醸成いただけたのではないかと思います。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

仕事の価値とは?!環境、条件、要望、業務によって、価値創造のアプローチを変えられるように

仕事とは、事前と比べて何がしかの価値を生み出して第三者へ提供すること、と定義できます。仕事前と仕事後で何かを変える、または何かを維持することで相手から評価を獲得できれば、価値を提供したと言っても過言ではありません。

よって、価値の評価は受け手次第であり、何度も仕事を依頼されている状況こそ、最大の価値を提供できている証拠になります。

価値を創造するには、その時々の状況に応じて、複数の切り口で考えなければなりません。相手から求められることに応えられるよう、自分にできる「価値創造のアプローチ」を固めていく必要があります。

■ 価値を創造する手段

価値を創造する手段には、創出、増減、変化の3つの取り組みがあります。

創出は無から有を生み出す、ゼロからイチを創り出すイメージで、既存の枠を打ち破るイノベーションに近い取り組みです。

増減は割合、料金、機能などを増やしたり減らしたりすることで価値を創り出す取り組みです。減らすこと、無くすことで価値は創り出せることの理解も必要です。

変化は、何かを全く新しいものに変えることで価値を創り出す取り組みです。質、量、外観、論点、組み合わせ、ルールなど、周りの環境やお客様からの要望に応じて変えていく必要があります。

■ 価値を創造する時間軸

一つの仕事を成し遂げるために設定される時間や期限は、短く区切られていく傾向にあります。よりスピーディーに、効率的に、合理的に結果を出さなければならないため、日々忙しなく働いている方は多いのではないでしょうか。

短い時間で価値を創造するには、短期的なサイクルで、高速で遂行し続けなければなりません。

  • 処理力
  • 効率性
  • 安定性

一方、世の中には時間をかけて、忍耐強く取り組まなければならない仕事も存在します。人材育成、新規事業開発などが、代表的な仕事と言えます。

長い時間で価値を創造するには、中長期的な展望を持って、より大きな表現に挑むことが求められます。

  • 忍耐力
  • 先見性
  • 奇抜性

短時間の仕事、長時間の仕事、それぞれに価値はあります。

自分の仕事はどちらで価値を創出するべきか、改めて確認してみてはいかがでしょうか。

■ 価値を創造するバランス

インプット以上のアウトプットを創出できれば、価値を創造したと言えます。よって、仕事の価値とはインプットの1に対して、アウトプットが1より大きくなければなりません。

インプットはヒト、モノ、カネ、情報などの経営資源を。アウトプットは商品やサービスの質、量をイメージすると分かりやすいと思います。

新しい価値の創造は、インプットとアウトプットの両輪で考えなければなりません。減少や向上は、改善行動で実現していきます。

  • インプット減少、アウトプット維持
  • インプット減少、アウトプット向上
  • インプット減少、アウトプット低下
  • インプット維持、アウトプット向上
  • インプット増加、アウトプット向上

より長く、継続して仕事の価値を創造するために、効果的なアプローチで取り組めるように。

環境、条件、要望、業務によって、価値創造のアプローチを変えていきましょう。

クライアント情報

岩崎通信機株式会社

  • 設立 1938年8月
  • 本社 東京都杉並区久我山1-7-41
  • 事業 情報通信、印刷システム、電子計測分野における機器製造及び商品サービスの提供
  • URL ホームページを見る

1938年創業の歴史を誇り、電電ファミリーに属する通信機器メーカーとして活動する同社は、通信、印刷、計測、メカニカル、ケミカル、ソフトウェアの分野において、独創的な技術で次世代のソリューションを提供しています。

昨今はライフサポート、素粒子物理学、パワーエレクトロニクス分野において、時代に先駆けた商材の開発に注力しています。

2024年9月にあいホールディングス株式会社との株式交換を実施し、あいホールディングスグループの一員となりました。オンリーワンの計測器、多様なビジネスを支える情報通信機器を提供する、注目の企業です。

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