【取組実績|第44回】 

株式会社オカムラ様への会計研修について、カリキュラムや研修の雰囲気をご紹介します 

スチール家具、産業機械、商品陳列機器、医療機器などの製造、販売をグローバルに展開する企業、株式会社オカムラ様へ会計研修を実施しました。

昨年に引き続き今回のご依頼は、学びやキャリアデザインの機会として長年取り組まれている企業内大学(オカムラユニバーシティ)の一テーマとしてご提供しました。オンライン形式にて、会計の全体像、貸借対照表や損益計算書の読み方をインプットいただきました。

ご多忙の中、手挙げ方式による募集にも関わらず、40名近い方々にご参加いただきました。

■ 会計研修カリキュラム ※2024年度オカムラユニバーシティ

  1. 企業活動とお金の流れ
  2. 損益計算書の見方
  3. 貸借対照表の見方
  4. ケーススタディ│自社の決算書を読み解く

冒頭では、企業活動やお金の流れの全体像について、資金調達と資金運用に絡めて再確認いただきました。また、決算書の建て付けや損益計算書と貸借対照表の定義、見方、分析アプローチについてインプットいただきました。

最後にアウトプットとして、自社の有価証券報告書をサンプルに、損益計算書と貸借対照表の分析に取り組んでいただきました。

ケーススタディを取り入れたカリキュラムにて、経営状況を定量的に把握するアプローチを知る機会になったのではないかと思います。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

自社の経営状況は果たして?!決算書を参考に、定量的に良し悪しを評価できるように

企業の経営状況を読み解く上で、決算内容の分析は必要不可欠なプロセスです。そのため、会計の知識やノウハウはビジネスパーソンにとって必須のスキルだと言えます。

財務分析は、範囲と深度をどのように定めるか、何と比較するかについて考えることからスタートです。

経営指標は数多くあり、数値データは過去数十年と取得することが可能です。また、業界平均、同業他社、業績推移など比較する対象も多数あります。

財務分析は、目的、目標、立場に応じて理由や裏付けを示し、数値に対する納得感を周りから得なければなりません。

■ 財務分析で何を見る?!

  • 成長性
  • 収益性
  • 効率性
  • 安全性
  • 資金繰り など

尚、自社の経営状況を知りたいときに重視すべき経営指標は、以下になります。これらの指標が絶対ではありませんが、現状の良し悪しをざっくりと把握することできます。

その後、具体的に知りたいポイント、重視している指標を重点的に掘り下げていきましょう。

現預金残高

  • 現金がなければ経営は継続できないため、どれだけ保有しているかを確認する
  • 現預金VS借入金、現預金VS売上高にて、現預金の潤沢度を確認する

営業利益率

  • 自社が展開する事業、ビジネスモデルで利益を生み出すことができているか、事業基盤を確認する
  • 業界平均やライバル企業と比較、良し悪しを確認して、次のやるべき行動に繋げる

純資産比率

  • 返金義務のない方法(株主からの出資、当期純利益の一部の積み上げ)で調達した割合を確認する
  • 借入金による調達より純資産での調達の方が、会社全体の資金繰りは安定する

営利企業である以上、ステークホルダーからより多くの利益を創り出すことが求められています。その中で働くビジネスパーソンは、どのような業務であっても、利益に対して敏感にあるべきです。

数字を読み、数字で考えて行動できるビジネスパーソンになりましょう。

クライアント情報│株式会社オカムラ様

株式会社オカムラ

  • 設立 1945年10月
  • 本社 神奈川県横浜市西区北幸1丁目4番1号
  • 事業 オフィス環境事業、商環境事業、物流システム事業、パワートレーン事業ほか
  • URL ホームページを見る

株式会社オカムラは、人が活きる社会の実現をパーパスとして制定。豊かな発想と確かな品質で、人が活きる環境づくりを通して、社会に貢献することをミッションとしてグローバルに活動を広げています。

中期経営計画2025では、新たな需要の創出、変化に対応できる経営基盤の強化、事業を通じた社会課題への取り組みを柱に、着実に業容を拡大しています。

特に従業員への投資は積極的に行っており、5つのACTION(社内コミュニケーション施策の推進、人財育成施策の推進、人事制度施策の推進、デジタル技術の活用、オフィス環境施策の推進)で働きがい改革の実現を目指しています。

持続的な成長に向け、新たな需要の創出と変化に対応できる経営基盤強化を図るとともに、事業を通じて社会課題の解決に取り組む、注目の企業です。

【アーカイブ|取組実績】

Please follow and like us: