情報・データから得られた示唆や裏付けをもとに、お客様に有意義な価値をタイムリーに提供できるように
【情報活用|第3回】
示唆や裏付けを、価値を創造する行動に繋げることができるか
情報、データを分析して得られた示唆や裏付けは、今後の行動や考え方の基盤になります。
但し、示唆や裏付けが100%正解である、という保証はどこにもありません。それらを参考にどのような価値を創造するか、存在意義を見い出していくかは、あくまで各自が考えて行動する必要があります。
- どのような価値を創造するか?
- 誰に提供するか?
仕事とは、事前と比べて何がしかの新しい価値を創造し、必要な方へタイムリーに提供して対価を得ること、と定義することができます。ビジネスパーソンは、何がしかのアウトプットを提供する義務と責任を負っていると考えましょう。
人も組織も成長があってこそ、新しい価値を創造することができます。
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知識、経験、ノウハウ、ネットワークをフル活用して、仕事の価値を創造する
仕事の価値は、3つのパターンを組み合わせて創造します。
人それぞれに得手・不得手があるため、得意なパターンを伸ばし、不得意なパターンは周りの協力を得て取り組んでいきましょう。
■ 創出
無から有を生み出す、ゼロからイチを創り出す、既存の枠を打ち破るような行動
- 発見する
- 発明する
- 新規に起こす
- アイデアを出す ・独自の表現を打ち立てる など
■ 増減
機能、サービス、料金などを増減、生産性や効率性の高低に繋がる行動
- 量を増やす、減らす
- 度数を上げる、下げる
- 内容を向上させる、低下させる など
■ 変形、変質
目に見えるもの、見えないものの形、枠組み、気持ちを変える行動
- 編集する
- 外観を変える
- 規則を変える
- 組み合わせる
- 考え方、やり方を変える など
自分の得意なパターン、現在の仕事のパターンはどれでしょうか?
自分は価値を提供できていると思っていても、周りに評価されないケースは多々あります。相手が求めている内容を、相手が欲しいタイミングにお届けできなければ、正当な評価を得ることはできません。
あくまで相手が求めていることをベースに、示唆や裏付けを踏まえてアウトプットを提供していくイメージです。
短時間の仕事、長時間の仕事、それぞれに意味があり、価値がある
現在のビジネス環境は、よりスピーディーに、効率的に、短期間で成果を出すことが求められています。そのため、一つの仕事の時間単位は短くなり、最近は中長期的な目標を設定しないケースも散見されます。
日々忙しなく、高速で仕事を回していくため、何が価値なのかが分からないまま仕事に取り組んでいる方は多いのではないでしょうか?
新しいものを生み出していない≒価値を創造していない、という訳ではありません。高速、高回転で仕事を処理できていること自体、実は十分な価値を提供できていると考えても良いのではないでしょうか。
短期的な時間サイクルの中で、仕事を処理する、対応することも評価に値すると考えましょう。
■ 短い時間で価値を創造するために
- 処理力を高める
- 効率性を追求する
■ 長い時間で価値を創造するために
- 忍耐力を備える
- アイデアを形にする
自分が価値を創造する時間軸は、どちらが合っていますか?
長い時間をかけて我慢して取り組む仕事は、いつ、どのくらいの価値が生まれたのか分かりにくい部分があります。時間をかける分、より大きな価値を創出できなければ評価されないのが実状です。
よって、目に見える、形があるアウトプットであるほど分かりやすく、周りからの理解は得られやすいと言えるでしょう。一方で、人材育成、社員教育の取り組みはすぐに効果が表れるものでは無いため、忍耐強く続けていく必要があります。
性格、志向、実績、スキルなどを踏まえて、これからの働き方をぜひ考えてみてください。
仕事とは何か、仕事に何を求めるのか、自分なりの解を持てるように
- 情報、データを分析して、示唆を得る、裏付けを取る
- 示唆や裏付けを参考に、お客様に有意義な価値を創り、タイムリーに提供する
すべての仕事は、この流れで成り立っています。
毎日の仕事にどのような姿勢で取り組むかによって、その人にとってチャンスにもピンチにもなります。意識や思考は行動に表れるため、自分次第で仕事を面白くすることができるとも言えるでしょう。
■ 仕事はチャンスの場
- 収入 生計を立てる、生きていくための基盤をつくる
- 成長 自分の可能性を拓く
- 成功 何かを成し遂げることで味える
- 触発 人との出会い、新しい発見からの影響
- 学習 知識、思考、ノウハウを身に付ける
まずは、目の前の仕事に全力で取り組むことから。
知見や実績の積み重ねによって、キャリアの選択肢を増やしていくことができるでしょう。