【取組実績|第49回】

戦略的政策形成研修のカリキュラム、研修の雰囲気などをご紹介します

毎年恒例、今年で4回目の開催になる戦略的政策形成研修は、北海道内の自治体で働かれている20代から40代の職員の方々を対象に、2日間コースにて実施しました。

これまでの内容を踏襲しつつ、最新の情報やデータを取り入れたテキストを作成し、ご提供しました。

■ 本研修の目的

  • 現状分析、将来設計の考え方、進め方、フレームワークをインプットする
  • 今後の街づくり、将来の地域の在り方について、自らの想いをアウトプットする
  • 道内で働く同世代の職員とのコミュニケーション、情報交換を図る機会にする

2日間の研修のうち、講義の時間は半分に。残りの半分をディスカッションやグループワーク、発表を行う時間に費やしました。

講師と受講者、受講者同士のコミュニケーションが活発に行われるように考慮した内容でご提供しました。

■ 戦略的政策形成研修カリキュラム

一日目

  1. 地方自治体を取り巻く環境
  2. 情報の活かし方
  3. 現状を分析する
  4. 将来を設計する、行動を計画する

二日目

  1. 価値を創造する、提供する
  2. 政策形成シート発表

地方自治体の存在意義とは何か、これからの地域の在り方をどのように創造していくか。

今後の自分自身の働き方など、日常業務とは異なる角度で将来について考える機会になったのではないかと思います。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

強みを生かすか、弱みを補うか、地域の特色を生かした街づくりの推進を

今回も政策形成シートの作成に取り組んでいただきました。

北海道は広く、各自治体で置かれている環境、財政状況、強みや特徴は異なります。現状分析、将来設計、行動計画の順番に「今後の街づくり」「街の将来像」について、ご自身の希望や期待を交えた内容をアウトプットしていただきました。

以下、印象的であったテーマをご紹介します。

■ WELCOME台湾企業

  • 台湾のとある都市と姉妹都市であることから、台湾企業をターゲットに工場や事務所の誘致を行う
  • 将来的に町の人口を現在の1.5倍にすることを目標に、企業誘致に関する交付金の準備を行う
  • 外国人が働き易く、住み易い環境を整えるための仕組み作り、担当部署の設置を行う

■「空飛ぶ交通」みんな真ん中まちづくり

  • 港湾エリアで働く方々が24時間移動できるように、自動運転のロープウェイを導入する
  • 港湾労働者に限らず高齢者や子供も利用できるように整備し、全世代の交通問題を解決する

■ マイホームタウン ~家に帰る街~

  • 観光地、特産品、大型商業施設、スポーツチームなど、地域の目玉となるものはあえて作らない
  • 近隣の市町村に任せられるものは任せて、住み易さを追求した街づくりを徹底する

その他にも「ずっとオンな街」「地図に残り続ける街(ヒトとの繋がりを大切に、持続可能な街づくり)」「スキーとイチゴの街」など、個性的なテーマによる発表が多数ありました。

日頃から世の中の変化や知見のブラッシュアップは欠かさずに、新しいアウトプットを創り出せるように。本研修の学びを、今後の地域の取り組みに活かしてほしいと思います。

クライアント情報│北海道市町村職員様

北海道市町職員

  • 対象 北海道小樽市、石狩市、仁木町、津別町、釧路町などからの選抜された職員
  • 場所 北海道庁別館

各市町村のホームページはこちら

※本研修は、一般社団法人日本経営協会様からのご紹介、ならびにサポートを受けて実施しました

【アーカイブ|取組実績】

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