東急住宅リース株式会社様へ、会計研修を実施しました
【取組実績|第31回】
東急住宅リース様への会計研修について、カリキュラムの内容や研修の雰囲気をご紹介します
東急不動産ホールディングスグループの主要事業会社である東急住宅リース株式会社様へ、会計研修(全2回コース)を実施しました。
数字に対する苦手意識を取り除き、企業会計の全体像や財務三表の見方などを段階的にインプットいただけるように。ディスカッションやケーススタディを多く取り入れたカリキュラムにて、ご提供しました。
また、自社の貸借対照表、損益計算書をもとに財務分析を行い、実務と結び付けながら理解を深めていただきました。
営利企業で働くビジネスパーソンにとって、会計スキルは必ず習得すべきスキルと言えます。特に、組織の上層におられる方々は利益を確保すること至上命題であるがゆえに、利益を出すために有効な施策を、具体的に講じていかなければなりません。
決算書の数字をどのように実務へ反映していくのか、その流れを体験し新たな気付きを得る機会になったと思います。
■ 会計研修カリキュラム
第1回
- 企業活動とお金の流れ
- 損益計算書の見方
- 貸借対照表の見方
第2回
- キャッシュフロー計算書の見方
- 自社の業績を紐解く
利益よりもお金が大事!キャッシュフロー計算書の特徴と役割とは
財務三表の一つであるキャッシュフロー計算書は、国際会計基準に合わせて、2000年3月期決算から上場企業は作成義務を負うことになりました。貸借対照表、損益計算書とは異なり、お金の流れにフォーカスしているのが大きな特徴です。
お金のやり取りは、必ず相手が存在します。入金時も出金時も、その金額は相手の通帳や決算書には必ず計上されることから、キャッシュフロー計算書は誤魔化すことができない財務資料、と言われています。
キャッシュフロー計算書に掲載されている数字は、一年間の入出金の結果です。よって、プラスであれば入金過多、マイナスであれば出金過多だと理解することができます。
■ キャッシュフロー計算書の仕組み
- 入金はプラス
- 出金はマイナス
- 一年間の入金合計額、出金合計額を比較
- 入金合計額>出金合計額の場合│差額分をプラス計上
- 入金合計額<出金合計額の場合│差額分をマイナス計上
キャッシュフロー計算書は、3つの要素(活動)で構成されています。どれも企業を継続、成長させるためには必要な活動と言えます。
手元資金を厚くすることで、企業活動の選択肢を増やすことができます。それぞれの活動において金額のインパクトが大きかったものは何かを把握して、一年間のお金の流れの良し悪しを評価してみましょう。
営業活動によるキャッシュフロー
- +の場合|モノやサービスが売れて、入金があったとき
- -の場合|部品や材料の仕入れ、モノやサービスの製造、広告宣伝などで出金があったとき
投資活動によるキャッシュフロー
- +の場合|以前投資をした資産を売却して、入金があったとき
- -の場合|研究開発、設備投資、M&Aなどで、出金があったとき
財務活動によるキャッシュフロー
- +の場合|新規の借入れ、増資による調達などで、入金があったとき
- -の場合|借入金の返済、配当金の支払いなどで、出金があったとき
■ 会計研修のご相談は、ビズハウスへ
研修後に受講者からいただいた感想、コメントをご紹介します
本研修の終了後、事務局から受講者へアンケートを行いました。研修の感想やコメントなど、アンケート結果の一部をご紹介します。
今回受講いただいた方々は、毎回集中して、真剣にインプットされていることがとても伝わってきました。ディスカッションにも積極的に取り組まれ、講師と受講者が一体となって研修を盛り上げることができたと感じています。
知的好奇心と数的思考力を備えたビジネスパーソンとして、本研修でのインプットをぜひ業務にご活用いただきたいと思います。
■ 受講者の声
- 数字の知識や見方などをご教示いただき、数字に説得力があるということを改めて痛感しました
- 会計の知識だけでなく、研修の際の話し方や説明の仕方が大変分かりやすく、参考になりました
- 実際に自社の分析をする事で企業分析のやり方を教えて頂いたのは、とても勉強になりました
- 要点を掻い摘んだ説明と分かりやすい資料で、財務諸表に対する苦手意識が払拭できました
- 会計初心者にもわかりやすく、明るい雰囲気でとてもよかったです
- 今年度受けた中で、一番やりがいのある研修でした など
※とても高評価をいただき、講師として今後の励みになるものでした
クライアント情報
東急住宅リース株式会社
- 設立 2014年4月
- 本社 東京都港区海岸1-2-20
- 事業 プロパティマネジメント、リフォーム・リノベーション、アセットコンサルティングなど
- URL ホームページを見る
東急住宅リース株式会社は東急不動産ホールディングスグループの主要会社として、賃貸住宅のプロパティマネジメントを主業務として活動しています。
支店は全国の主要都市にあり、13万戸を超える賃貸管理実績を活かして、ニーズに合わせた付加価値提案や時代に即した最高水準のサービス提供で着実に企業基盤を拡大してきました。
また、社員の仕事と子育ての両立、生活と仕事のバランスが取れた職場環境の整備などの働きやすい職場環境づくりのほか、社員一人ひとりの心身の健康保持と増進を図るべく健康宣言を制定するなど、内部環境の充実にも積極的に取り組んでいます。
豊富なネットワークと企業ブランドを活かして、お客様のニーズに社内外の「知」」を掛け合わせて最適なお応えをする、注目の企業です。