株式会社守谷商会様へ、階層別会計講習を実施しました
【取組実績|第20回】
守谷商会様への階層別会計講習について、カリキュラムの内容や研修の雰囲気をご紹介します
1901年創業、機械設備の専門商社として国内26拠点、海外6拠点にてグローバルに展開している株式会社守谷商会様へ、階層別会計講習を実施しました。
本講習は入社1年目から5年目の方々を対象に、年次毎に毎年開催している一週間の研修プログラムに組み込まれる建て付けでご依頼いただいています。ここ2年はコロナ禍により中止になっていたことから、2022年度は6年次を含めた計6回の登壇となりました。
会計の基礎知識、現場で使えるノウハウを5年間かけて習得することを目標に、これまでの復習と新しいインプットを織り交ぜたカリキュラムをご提供しています。
■ 復習とインプットで会計スキルを習得する
- 貸借対照表
- 損益計算書
- キャッシュフロー計算書
- 連結決算
- 財務分析
- ケーススタディ/確認テスト
研修後半では、実際の取引先企業の財務内容を読み解くケーススタディを取り入れています。日常業務でお付き合いのある会社はどのような特徴があるのか、有価証券報告書をサンプルに、新たな発見や気付きを得る機会としています。
また、研修の最後に確認テストを取り入れています。しっかり受講すればすべての問題に答えられる内容にて、確認テストを通じて、一日のインプットをしっかりと復習できる仕掛けになっていると思います。
過去の数字をもとに、未来に向けた示唆を得る!次の一手を財務分析から導き出す
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の基本構造を理解した後は、財務分析ができるように。金額、比率や割合を材料に、対象企業の良し悪しを判断していきます。
まずは財務分析の全体像を押さえてから、個別の指標へと深掘りしていきます。
■ 財務分析のアプローチ
- 推移を見る
- 比較をする
貸借対照表は純資産比率、流動比率、固定比率。損益計算書は利益率(売上総利益率、営業利益率、経常利益率)。キャッシュフロー計算書はフリーキャッシュフロー、キャッシュフローマージンの定義と計算方法を重点的に押さえました。
数ある財務指標で何を重視するかは、ステークホルダーによって異なります。まずは一般的に重視されている指標について、その推移と比較で現状を把握できるようになることが重要です。
財務分析は、計算することが目的ではありません。
導き出された数値をもとに現状の良し悪しを判断する、そして、今後の経営方針や取るべき行動などを組み立てていくことが財務分析の目的です。
代表的な指標の定義、見方、計算方法を習得して、現場で活用できるように。何度も電卓を叩いて反復することで、体で覚えてしまうことをお薦めしています。
■ 会計研修のご相談は、ビズハウスへ
確認テストで研修の振り返り!習熟度を確認して、次回のカリキュラムに反映する
テストと聞くと身構えてしまいますが、ワークやディスカッションを通じて体で覚えた知識やノウハウを最後にアウトプットさせることで、学んだことが身に付いた、と実感していただくことを目的としています。
会計が苦手な方も、すでに簿記を取得された方も、研修の成果を知れる機会になっていると感じています。
講師としては全員に満点を取ってもらえるように、カリキュラムや時間の使い方を考えなければなりません。間違いが多かった箇所は、次回は重点的にフォローするなど、要改善のポイントを知るきっかけとなっています。
研修最後の確認テストは体力的に大変だと思いますが、みなさん集中して取り組まれています。
満点を目指しつつ、間違った箇所は復習し覚えればOK!
5年間の研修を通じて習得した会計スキルを、ぜひ現場の実務でご活用いただきたいと思います。
クライアント情報│株式会社守谷商会様
株式会社守谷商会
- 設立 1901年9月
- 本社 東京都中央区八重洲1丁目4番22号
- 事業 機械・設備卸
- URL ホームページを見る
計測・検査機器、生産設備・エネルギー機器、情報・通信・制御機器など多岐に渡る商材を扱い、それらのメンテナンスもトータルでケアする商社として活動。明治34年の設立後、東京本社を中心に国内26拠点、海外は米国、欧州、アジアに6拠点を構えて展開しています。
人的資本への投資を積極的に取り組まれており、若手研修、総合職研修、管理職研修、事務職研修などの階層別研修のほか、短期留学制度、勉強支援制度、社内TOIECなども整備されています。
全社員を対象に、長い目でスペシャリストを育てる環境は社員の成長に繋がり、会社の力となっています。
社員一人ひとりが礎となり、堅調な経営を続ける注目のグローバル企業です。