【取組実績|第16回】

組織マネジメント研修の内容、受講者からいただいた感想をご紹介します

日立造船グループの一社として、廃棄物処理施設や環境施設の運営、維持、管理を主業務とするHitz環境サービス株式会社様は、今回初めてご依頼をいただき登壇となりました。

感染予防対策を徹底した上で、全国の支所に勤務する部門長や管理職の方々が一堂に会し、対面形式にて実施しました。

■ 組織マネジメント研修|カリキュラム

  1. 職場のリーダー・マネージャーとしての立場と役割
  2. 組織力を高めるコミュニケーション
  3. 情報共有とコミュニケーションで組織を動かす、解答を導き出す
  4. 会社のミライを考える

本研修では、会社の定義、各階層の期待役割、人材育成に関するデータ、コミュニケーションスキルなど、合間にディスカッションを取り入れながら学びと気付きをの機会をご提供しました。

また、グループワークを通じて、会社が抱える課題や問題を各チームに挙げていただきました。

対面研修でコミュニケーションを活性化!

研修後のアンケートでは、楽しかった、勉強になった、実務で活用できるなどポジティブな内容を多数いただきました。日常の業務とは異なる頭の使い方、疲れ方をしたのではないかと思います。

経営者目線と当事者意識を持ち、今後の会社のあり方やあるべき姿を考える機会となっていれば幸いです。

■ 受講者アンケート

  • グループワークの課題を速やかに解決できなかったことは、今の自分の硬直した思考法によるものだと実感しました
  • 人の話を聞く態度、相手が話しやすい環境作りは、リーダーが率先して行わなければならないことを痛感しました
  • その場しのぎの業務計画では無く、全体像のイメージと目指すゴールを導き出してから立案していこうと思います
  • 部下や後輩に「ありがとう」と声を掛けて、職場の一体感を醸成していこうと思います など

今まで通りを是とせず、今に合っているか、将来に合わせられるかを思考のベースに

毎日さまざまなニュースが飛び交い、私たちの生活やビジネス環境は刻々と変化しています。仕事の現場においてもお客様のニーズは常に変化しており、それらの変化を正確にキャッチし、柔軟に対応し続けていかなければなりません。

このような難しい環境において、会社を続けること、成長させることは簡単ではありません。

理念、目標、戦略、覚悟、協力が無ければ厳しい競争には生き残れず、常に上を目指して全社一丸とならなければ、あっという間に時代の波に飲み込まれてしまうでしょう。

本研修は、会社の定義や存在意義の理解、各階層における期待役割やスキルの把握からスタートしました。

人がいて、会社が成り立つ!

■ 会社を定義する

会社とは、社会貢献と顧客満足によって利益を獲得し、事業の継続と拡大を図る人の集団である。

社員一人ひとりの全体最適に資する行動が、会社を強くし、会社を成長させます。よって、どの階層でも、マインドセットとスキルアップ、どちらのブラッシュアップも必須と言えるでしょう。

成長を続けている会社は、社員一人ひとりが自ら考えて能動的に仕事に取り組んでいる印象です。

チームの不協和音には原因がある!リーダーのちょっとした気遣い、心配りが職場環境の改善に

人はそれぞれ感情や考えを持っており、人数が多ければ多いほど、人間関係の構築は難しくなるのが世の常です

どんなに優秀な人であっても、すべての仕事を一人だけで完結することはできません。規模の大きな仕事になれば、社内外の関係者は自然と増えていくことになります。

リーダーは組織の不協和音となる問題や課題を早めに察知して、適切に対処していく必要があります。働きやすい環境、成果を出せる職場にするのは、リーダーの重要なタスクと言っても過言ではありません。

■ 組織の不協和音となる代表的な原因

  • 仕事への取り組み姿勢がバラバラで、一致団結できない…
  • 一部の人だけが突っ走り、メンバー間の温度差が広がる…
  • 終わりが示されず、終わりが見えず、気力、体力、集中力が続かない…
  • 口だけ挟み、何事も他人任せ、反省無しが蔓延して、低モチベーションに…
リーダーが率先して働きやすい職場に!

リーダーが自ら動き、コミュニケーションの素地を整えることで、職場の一体感を醸成していく。

本研修を通して、リーダーが日常的に取り組まなければならないミッションとして、理解を深めていただけたのではないかと思います。

■ リーダーの日常的なミッションに

  • 意見しやすい雰囲気を作る!
  • 意見を言う甲斐を作る!

■ 不協和音を解決するアプローチ

  • 仕事の目的を共有する!
  • 仕事の終わりを提示する!
  • 一人ひとりの期待役割を明確にする!
  • ゴールに到達したら、アメ(昇給・昇格など)を提供する!

会社のミライは、リーダーが創る!

ミライはリーダーの双肩に!

研修の最後に、自社の将来について考える時間を設けました。具体的には、現在抱えている問題や課題について最重要と思われるものを3つ、チームごとに挙げていただきました。

回答は人材に関する内容が多く、人的資本への投資、リスキリングの取り組みへの期待が大きかった印象です。

■ リーダーへの問い掛け

  • 会社に何を求めるのか?
  • 自分達は会社にどのような貢献ができるか?

リーダーは、アウトプットが期待されています。アウトプットを提供するには、それ以上のインプットが必要です。

リーダーとしての意欲と覚悟を持って、ぜひ会社を上に、前に進めて欲しいと思います。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

クライアント情報

Hitz環境サービス株式会社

  • 設立 1966年8月
  • 本社 神奈川県川崎市川崎区南町1-1
  • 事業 環境ソリューション業、建設業
  • URL ホームページを見る

日立造船株式会社の100%子会社であるHitz環境サービス株式会社は、全国のごみ焼却施設、粗大ごみ施設、産業廃棄物処理施設の運営、維持管理、ならびに清掃施設工事などを主業務として活動しています。

特に運転管理、点検整備、清掃、分析では国内随一の実績を持ち、施設管理に必要な多様なサービスを提供しています。

【包括的運営管理委託とは?】

  • 行政サービスを行う施設について「民間事業者が施設を適切に運転し一定の性能を発揮できれば、施設の運転方法など詳細については民間事業者の裁量に任せる」という、性能発注の考えに基づく委託方式
  • 業務範囲は、施設の運転維持管理や点検・整備に加え、補修工事や薬品・用役などの調達・管理、副生成物の売買などを含むケースもあり、当該施設全体の運営を包括的に委託する内容
  • 民間の経営能力や技術的能力を活用し効率的に運用することで、行政側は維持管理経費を低減できるメリットがあります

日立造船株式会社と協調して包括的運営管理委託にいち早く取り組み、多くの実績とノウハウを積み上げています。

脱炭素に向けて世界が動く中で、大手グループの信頼と実績を兼ね備えて、環境施設の運営と運転のプロフェッショナルとして先頭を走る注目の企業です。

【アーカイブ|取組実績】

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