リスキリングがトレンドの昨今、研修会社、研修講師に求められるニーズは多種多様に

新入社員や中途入社の採用に、多大な時間とお金を投入(負担)しなければならないビジネス環境になりました。ただでさえ人口減少が続く状況において、人手不足はどの業界、どの会社でも頭を抱えている喫緊の課題だと思います。

会社の成長、拡大は人材が基盤であり、人材の成長があってこそ、経営を順調に展開させることができます。

そのため、会社を継続するには、一定の人数は確保しなければなりません。また、より高度な業務、難易度の高いアウトプットに対応するために、社員一人ひとりのスキルアップも求められています。

昨今は「リスキリング」と称して、会社が社員のスキルアップをサポートする取り組みが推進されています。人数でカバーするのではなく、一人ひとりのスキルアップでカバーする、これが現在の人材育成のトレンドになりました。

それでは、社員のスキルアップはどのように行うか。代表的な取り組みが、研修です。

外部の講師から必要なスキルを学び、ポジションに応じたマインドセットを行うことで、人材力の底上げを図っていくイメージです。

業種、業界、階層によって、求められる人材像は異なります。社員一人ひとりをあるべき存在に近づけるべく、研修会社や研修講師には多種多様なご要望が届けられています。

言い方を変えれば、研修会社や研修講師は、顧客からの多種多様なご要望に対して最適な解を示し、応えていかなければなりません。テーマや内容のブラッシュアップを継続的に行いながら、顧客ニーズをしっかりとキャッチすることが肝要です。

尚、コロナ禍を経て、ここ数年の国内の研修市場は拡大基調にあります。2023年度の企業向け研修サービス市場規模は5,600億円と推計されており、今後も年率5%程度の成長が続く見込みとなっています。

一挙手一投足が研修の成否に繋がる!研修講師に求められる振る舞いとは

研修は、講師と受講者が一体となって作り上げていくものです。そのため、受講者に「講師の話を聞きたい」と受け入れてもらえるように、講師として「ビジネスパーソンとして見本となるような振る舞い」が求められます。

講師の出来が研修の成否を分ける、と言っても過言ではありません。

であればこそ、講師自身が講師のあるべき姿を明確にして、それを常日頃から実践していく必要があります。

ビズハウスでは、講師に必要な要素は以下の3つと考えています。

■ 講師に必要な要素

  • 成功体験×失敗体験
  • 圧倒的な強み×個性的な特徴
  • 健康×情熱

講師は、自身の体験を言葉に通して受講者に伝える仕事です。知識、データ、原理原則を伝える場面では、その根拠を示しながら解説しつつ、自分自身の体験や考えを合わせて伝えることで、より興味を持ってもらい、理解を深める一助になります。

自身の体験談、または他人の体験談を拝借して、自分の言葉で話せるようになることがポイントです。

また、何でもできるは特徴ではありません。自身の強みを際立たせることで、講師としてのブランディングが確立されます。テーマ、業界など何かにフォーカスし実績を積み上げた後に、範囲を広げていく、分野を細分化していく特徴作りがポイントです。

最後に、受講者に届けたい、知ってもらいたい、理解してもらいという情熱やエネルギーを持っているか。実はこの部分が、講師が備えておくべき一番の要素ではないでしょうか。

情熱を持って登壇するには、講師自身が健康でなければできません。また、受講者の表情や集中度合いに合わせた時間管理、スピードや強弱の調整などにも適宜適切に対応していかなければなりません。

講師が熱意とエネルギーを投入した分だけ、受講者の理解度を高めることに繋がります。自己管理を徹底し、多方面にアンテナを張り、インプットを絶やさず、研修当日は全力で取り組む、そんな講師があるべき姿ではないでしょうか。

  • 面白く
  • 分かりやすく
  • 心を動かすように

このような研修講師を見つけることができましたら、ぜひ長い付き合いを。

最後は「人間力」が問われる仕事であり、また、受講者に「元気」と「知識欲」を与える仕事、それが研修講師です。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

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