採用難が続く昨今、離職を防止し人材を定着させる施策を講じていきたい

人口減少が続く社会において、いずれの企業も人の採用は極めて厳しい状況にあると思います。一人採用するにも相応のコスト負担になるため、無尽蔵に募集することはできません。

一方で、自分自身のキャリアビルディングに取り組む際に、転職は当たり前の選択になりました。より成長できる環境へステップアップを図るべく、今の仕事に一生懸命なビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。

コロナ禍を経て、仕事に取り組む姿勢、働き方への価値観は大きく変化しました。各企業はその変化に向き合い、理解して、今に合った最適な人材マネジメントを進めていく必要があります。

■ 世の中の変化

  • 転職を容認する環境に
  • 人ひとり採用するのに、多大なコストが必要に

何かの縁で入社た社員各位には、自社で働くことに誇りを感じ、愛着を持ってもらいたい…

そのためには、まずは会社が社員へ何がしかをギブすることからスタートです。段階的に、継続的に、会社から多大な恩恵を受けていることを感じてもらえるまで、ギブし続けることが重要になります。

では、そのギブとは何か?!

  • 働きやすさを与える
  • 働きがいを与える

一昔前までは、働きやすさは自分で整えるもの、働きがいは自分で見つけるもの、とされていました。その後は時代の変遷に伴い、今は会社が提供し、整備することが求められる状況となりました。

どちらか一方ではなく、どちらも充実させることで、離職防止や人材定着へと繋げていくイメージです。

離職する原因と離職を防止する対策とは?!働きやすさを整えて、働きがいを感じられる職場に

世の中では、離職の原因は6種類あると言われています。離職の事実と向き合い、原因を究明して、適切な対策を講じなければ、離職を防止することはできません。

自社で離職者が出たときに、なぜ辞めるのかの理由は確認してますか?

離職者が本音では話してくれることはあまり無いと思いますが、顔の表情やしぐさ、職場環境、仕事内容などから、ある程度推測することは可能です。それらの情報を積み上げて、今後の改善行動へと繋げていかなければなりません。

■ キャリア不安型

特徴

  • 成長実感がない
  • 自分の将来像が見えない
  • スキルアップやキャリア形成に不安

対策

  • 定期的な目標設定とフィードバック
  • 異動、ジョブローテーションの提供
  • 社内研修、外部研修制度の拡充
  • キャリア面談の実施 など

■ 人間関係ストレス型

特徴

  • ハラスメントや孤立感
  • 上司や同僚との相性問題
  • チーム内のコミュニケーション不足

対策

  • 1on1面談の定期実施
  • ハラスメント相談窓口の設置
  • 社内イベント、クラブ活動の実施
  • 管理職向けコミュニケーション研修

■ ワークライフバランス型

特徴

  • 心身の健康問題
  • プライベート時間の不足
  • 長時間労働や休日出勤が常態化

対策

  • 有給休暇取得の推奨
  • 労働時間管理の徹底
  • メンタルヘルスケア施策
  • リモートワークやフレックス制度の導入

■ 評価不満型

特徴

  • 昇進、昇給の透明性が不足
  • 頑張っても評価されない雰囲気
  • 実績ではなく上司との関係性が重視

対策

  • 評価制度の定期的な見直し
  • 評価基準の明確化と全社共有
  • 上司による納得感あるフィードバック
  • 相対評価から、本人重視の絶対評価に

■ 給与待遇型

特徴

  • 賃金、賞与のアップが不定期、不明瞭
  • 業界平均や他社より給与が低い
  • 福利厚生への不満

対策

  • 市場調査に基づく給与・賞与の見直し
  • インセンティブ制度や表彰制度の導入
  • 住宅手当、教育補助などの充実
  • 給与以外の報酬を強化

■ 意義喪失型

特徴

  • 自分の仕事に意味があると感じられない
  • 責任感が欠如しモチベーションが下がる
  • 会社に対する帰属意識が希薄

対策

  • 経営層との対話、コミュニケーション
  • 会社のミッションやビジョンの再確認
  • 社員による「自分の貢献」が実感できる仕組み作り(表彰・紹介記事など)

働きがいを感じる条件や環境は、人によってさまざまです。

しかしながら、以下のいずれかに該当する場合には、働きがいを感じる方は多いのではないでしょうか。

  • 大きな仕事を任されたとき
  • 難しい仕事をやり遂げたとき
  • 自分の仕事が周りから評価されたとき

昨今は働きがいも会社が提供するものとして、相手に合わせて上手にコントロールするスキルが求められています。言い方を変えれば、仕事を任せ切る、相手を信じて待つ、この2点が上司や先輩に求められているように感じます。

  • 仕事を通じてコミュニケーションを取り、喜怒哀楽を共にする

これが出来れば、人材の定着率を高い水準で維持できるのではないでしょうか。

ビズハウスでは、心理的安全性×人材定着研修をご提供しています

ビズハウスでは、昨今のビジネス環境を踏まえて、「心理的安全性×人材定着研修」をご提供しています。

離職原因のタイプや防止対策、セルフチェックシート、ディスカッションなどを通じて、自社が抱えている問題を洗い出していきます。

■ 心理的安全性×人材定着研修 概要

  • 対象│管理職、人事担当者
  • 時間│半日コース ※4時間
  • 形式│対面

■ 心理的安全性×人材定着研修 カリキュラム

  1. 昨今の離職原因と防止対策
  2. 心理的安全性と従業員エンゲージメントを高める
  3. ディスカッション│エンゲージメント向上のための取り組み

「昨今の離職原因と防止対策」では、不確実性なビジネス環境、厳しい競争に生き残るには何をすべきか、ビジネスパーソンの存在価値の示し方、成長を目指す姿勢の重要性を理解いただきます。また、離職原因を6種類にカテゴライズし、それぞれの特徴や対処策を踏まえて、ご自身の部下や後輩の現状について確認いただきます。

「心理的安全性と従業員エンゲージメントを高める」では、最近トレンドになっている心理的安全性の効果やメリット、取り組む上での注意事項をご紹介していきます。また、従業員エンゲージメントの図り方や具体的な取り組み事例を理解いただきます。

「ディスカッション」では、6タイプに対する離職防止対策を参考に、これまでに取り組んだエンゲージメント向上の施策と効果、ならびに現状を踏まえて今後取り組むべき施策を議論していただきます。

心理的安全性を備えた職場環境の充実を図り、一人ひとりが安心して、将来を見据えて働けるように。

ビズハウスが、研修を通じて離職防止と人材定着をサポートします。

どうぞ、ビズハウスまでご相談ください。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

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