【取組実績|第18回】

部門長研修(第1回)の内容、受講者からいただいた感想をご紹介します

日立造船グループにて廃棄物処理・環境施設の運営を主業務とするHitz環境サービス株式会社様へ、部門長研修を実施しました。

本研修は全5回コース(対面開催)にて、リーダーに求められるマインドとスキルの向上、そして受講者間のコミュニケーションを通じて覚悟と成長を促すカリキュラムを設計しました。

また、グループ課題を設定し、最終回に経営層へプレゼンテーションを行う組み立てとしました。

■ 部門長研修・5回コース

  • 第1回|思考力強化×情報・データの収集と分析
  • 第2回|リーダーシップ×部下指導・後輩育成
  • 第3回|会計×業務改善
  • 第4回|プレゼンテーションスキル×営業力強化
  • 第5回|グループ課題発表×未来への展望

■ グループ課題のテーマ設定条件

  • お客様へ新しい価値を提供する取り組み
  • 会社の将来に資する、全体最適に繋がる取り組み
  • 情報、データ、実績、ノウハウを活用して、具体的かつ実現可能な取り組み
リーダーのあるべき姿を模索する!

第1回研修は、インプットとアウトプット、発散と共有のバランスを考慮した内容と構成に。また、何事も自分ごととして捉えて考えられるように、問い掛けやディスカッションを多く取り入れて、当事者意識の醸成を促しました。

■ 第1回|部門長研修カリキュラム

  1. 知識量から思考力が求められる時代に
  2. 情報・データの活かし方
  3. SWOT分析の定義と進め方
  4. 自社の現状を分析する

正解がない質問、正解が複数ある質問など、一人ひとりが思考して意見や考えを議論する機会を多く取り入れたことで、普段とは異なる頭の使い方を体験できたのではないかと思います。

思考停止に陥らないように!これからは考える力を持った人が重宝される

思考にはエネルギーが必要!

部門長研修の冒頭は 「考えることについて考える」 ことからスタートしました。

人はそれぞれ、自分なりの広がりと深度で思考し、判断や行動に繋げています。そのため、「考えているか?」と問うても「考えています!」という回答が世の常です。

一方で「疑っているか?」と問うた場合、「疑うことなく受け入れている」という回答が多く見受けられます。言い方を変えれば、何も考えずに受け入れてしまっている、と評価されてしまうかもしれません。

考えて得られたアウトプットが十分な質と量であるかどうかは、第三者による良し悪しの検証が必要です。

■ 考えて判断し、行動しているか!?

  • ルール、規則、常識、決まりごとに疑問を持たない?
  • 準備は用意周到に、完璧に整うまでは行動に移らない?
  • 好きにしていい、何をしてもいい、と言われると不安に感じる?
  • 用途に適した商品では無く、売れ筋商品、人気商品を購入している?
  • 分からないこと、知らないことは、すぐにインターネットで調べてしまう?
人が価値を出せる領域を探す!

知識量で勝負する相手がAIやビックデータとなった現在、人にしかできない領域で勝負しなければ、その存在価値を高めることはできません。正確に、スピーディーにアウトプットを生み出すAIやロボットが不得意な領域こそ、人が勝負する領域と言えるでしょう。

■ AI・ロボットの特徴

  • 得意な領域|情報やデータを参考に、決められたことを、正確に、時間通りに、繰り返す
  • 不得意な領域|変数が多く、不確定要素が多い条件下の取り組み ※人が勝負する領域

何事もすぐに鵜呑みにせず、言われたこと、見聞きしたことを一旦疑い、自分なりの見解を導き出せるように。

本研修は、自分の頭で考えることの重要性を理解する機会になったと思います。

SWOT分析で自社の現状を把握!社会情勢、業界動向、社内環境の今を知る

経営やビジネスを分析するフレームワークは多数ありますが、本研修ではSWOT分析を用いて、自社を取り巻く外部環境と内部環境の現状を分析、共有しました。

SWOT分析は過去・現在・未来に関する情報、データ、事象、変化の整理だけでなく、将来に向けた戦略の方向性を導き出すことができる有意義なフレームワークとしてお薦めしています。

フレームワークで経営の今を知る!

■ ビジネスを分析する代表的なフレームワーク

  • 7S
  • 3C分析
  • 4P分析
  • 5フォース
  • PEST分析
  • SWOT分析
  • ポジショニングマップ など

現状認識の共有には、多大な集中力とエネルギー、そして時間が必要です。しかしながら、現状認識を共有できなれば、目標設定、戦略立案、行動計画策定へと進めることはできません。

同じ会社、同じ仕事をしていても、意見や感じ方は人それぞれです。相手の話を聞き、そして自分の意見をぶつける言葉のキャッチボールができなければ、議論は前に進みません。

情報のアンテナを高く保ち、相手の話を聞く姿勢が取れるように、リーダーの振る舞いと思考法を考えるきっかけになったと思います。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

クライアント情報

Hitz環境サービス株式会社

  • 設立 1966年8月
  • 本社 神奈川県川崎市川崎区南町1-1
  • 事業 環境ソリューション業、建設業
  • URL ホームページを見る

日立造船株式会社の100%子会社であるHitz環境サービス株式会社は、全国のごみ焼却施設、粗大ごみ施設、産業廃棄物処理施設の運営、維持管理、ならびに清掃施設工事などを主業務として活動しています。

特に運転管理、点検整備、清掃、分析では国内随一の実績を持ち、施設管理に必要な多様なサービスを提供しています。

脱炭素に向けて世界が動く中で、大手グループの信頼と実績を兼ね備えて、環境施設の運営と運転のプロフェッショナルとして先頭を走る注目の企業です。

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