人的資本への投資に有効な取り組みとは?!社内講師の養成、研修の内製化で従業員のリスキリングと成長を促し、働きやすい職場環境を構築する
人的資本への投資は、経営の重要なミッション!優先順位を付けて、取り組み内容の精査を
コロナ禍によりビジネス環境が劇的に変化したこの数年を踏まえて、人的資本への投資、人材戦略が注目されています。就業者が減少傾向にある国内において、人材の価値を最大限に引き出すための取り組みを、国全体で後押しする環境になりました。
2023年度にも、政府は人的資本に関する情報開示(有価証券報告書への記載など)に取り組む方針を掲げています。新たな価値を創り出す人的資本に対して適切な投資を行っているか、ステークホルダーはそれぞれの立場で検証、判断できるようになるでしょう。
一方の企業側にしても、人材の価値を最大限に発揮できる環境を整えることで、中長期的に企業価値の向上に繋げることができます。
経営に必要な資本として人材を認識して、必要な時間とコストをかけて価値を高めることができるか。人材をテコにした企業経営への転換を、今まさに求められています。
■ 人的資本に関して開示が望ましい項目案と開示情報の具体例
- 人材育成
- エンゲージメント
- 流動性
- ダイバーシティ
- 健康・安全
- コンプライアンス・労働慣行
■ 人材育成に関する開示情報の具体例
- 研修時間
- 研修費用
- パフォーマンスとキャリア開発につき定期的なレビューを受けている社員の割合
- 研修参加率
- 複数分野の研修受講率 など
出所:内閣官房「人的資本可視化指針(案)」
人的資本への投資と言われても、どのような取り組みがあり、何から始めればいいのか分からないのが現場の本音ではないでしょうか。人材に関する問題や課題を一つずつ改善するのか、体系立てて大枠を固めてから取り組みをスタートするのか、各社がそれぞれの判断のもとで進めていくことになります。
但し、すべての項目をすぐに取り組まなければならない、という訳ではありません。実際には、大枠を固めてから優先的に取り組む内容を決定して実行に移る、という流れが一般的な印象です。
いずれにしても、実際の行動までには相応の準備と時間、そして資金が必要です。
コストでは無く投資であるという認識で、中長期的な視野で粘り強く取り組むことが「人的資本への投資」のポイントになります。
■ 研修のご相談は、ビズハウスへ
人材育成は難しい、取り組みづらい…その課題や問題点は?
ビズハウスでは、人事や社員教育をご担当されている方々と日々情報交換を行っています。さまざまな業界の中小企業から上場企業のお取引先様に人材に関する悩みごとをお聞きすると、おおよそ以下の回答に集約されます。
■ 人材に関する悩みごと
- 人数が足りない
- いい人材が採用できない
- 現従業員のスキルが足りない
人数が足りない、いい人材が採用できない、の2つについては、頭数を増やすための「採用活動」の改善、退職者を出さないための「職場環境」の改善などが、具体的な取り組みになるでしょう。
一方の「スキルが足りない」については、まさに人材育成の範疇に入ってくるテーマです。OJT、OFF-JT、自己啓発の3つのアプローチで、特にOFF-JTである社員研修の機会を通じて、自社に望ましい人材を育成していくことになります。
■ 人材育成の3つのアプローチ
- OJT 職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して、仕事を通じて指導し、知識やノウハウなどを身に付けさせる教育方法
- OFF-JT 職場や日常業務から離れて、特別に時間や場所を取って行う教育方法 ※研修、通信教育、e₋ラーニングなど
- 自己啓発 自らの意思によって、自身の知識、ノウハウ、思考を高める方法
研修には階層別、目的別など内容は多岐に渡り、自社に今必要なテーマは何かを判断して、実施していく流れになります。
豊富な予算で様々な研修を実施できるのは理想ですが、外部への委託に頼りきりでは、コストは際限なく膨れ上がってしまいます。また、社内に代々伝わるナレッジやノウハウの継承は、外部講師による研修では実現できません。
■ 研修を実施する際の課題、ハードル
- 予算がつかない
- 社内の理解が得られない
- 研修の効果は表れにくく、評価しづらい
- すべての研修を外注していては、社内ナレッジの継承が疎かに
これらの課題は「社内講師の養成」「研修の内製化」でクリアにし、人的資本への投資を継続的に行えるようになりましょう!
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研修コンテンツを完成させるには、相応の時間とエネルギーが必要です。テキストが出来上がれば終わりではなく、タイムスケジュール、グループワーク、ディスカッションなど、テキスト以外の組み立てや準備も必要になってきます。
ビズハウスでは、テーマの選定からテキスト作成、コメント修正、タイムスケジュール設定まで、一つの研修が出来上がるまでを全面的にサポートする「社内講師養成研修」をご提供しています。
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- 講師業に関する基本情報
- 自分にしかできないテーマを見つける
- プレゼンテーションスキルを習得する
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