【新入社員研修講評|2022年度】

2022年度の新社会人の印象、特徴は?

2022年度も100名近い新社会人の皆様へ、新入社員研修を実施しました

なかなか出口が見えない現下のコロナ禍において、新規感染者、重症者の人数は一進一退が続いています。

最初の緊急事態宣言から2年が経過し、徐々に緊張感が和らいでしまっているのが現状ではないかと感じています。この状況に慣れ過ぎないように、引き続き感染防止対策は徹底していかなければなりません。

その一方で、ウィズコロナにおける仕事の取り組み方、生活のあり方も、この2年間で確立されたのではないでしょうか。

在宅勤務やシェアオフィスの活用など場所にとらわれない働き方、SNSやWEB会議ツールのインフラ化、副業の推奨、リスキリングの取り組みなど、今までとは異なる何がしかの新しいチャレンジをされた方は多いと思います。コロナ禍が解消された後も、便利なもの、心地よいもの、低コストなものは残り、活用されていくでしょう。

自己管理で健康第一に!

このような環境において、2022年度も複数の企業より新入社員研修のご依頼をいただきました。

100名近くの初々しい新社会人、新ビジネスパーソンの皆様へ、すべての日程を対面形式で実施することができたのは、人事部の方々の適切なフォロー、ならびに受講者全員の理解と協力があったからこそ開催できたと思います。

以下、研修講師から見た新入社員の印象、研修途中の出来事や研修後の感想などを書いていきたいと思います。

一私見ではありますが、自社の新入社員との比較、また来年度の新入社員研修をご検討する際には、ぜひご参考ください。

■ 研修のご相談は、ビズハウスへ

コロナ禍の過ごし方を会得?!過去2年と比べて笑顔があり、明るい雰囲気に

社会人としての第一歩!

学生生活最後の2年間がコロナ禍であったために内向きな気質になっていないか心配をしていたのですが、ご依頼をいただいた企業の新入社員の皆様は、そのような心配する必要は全くありませんでした。

全体として明るく、真面目な印象で、マスク越しでも笑顔を多く見ることができましたまた、講師からのメッセージには講師の目を見て頷き、グループディスカッションでは全員が積極的に発言するなど、例年以上に参加意欲を感じ取ることができました。

一方で、人に見られている、評価されている、という認識が若干乏しい印象を受けました。コロナ禍で在宅が続き、人前に出る機会、人前で話す機会が極端に減ってしまったことが少なからず影響しているのかもしれません。

  • ビジネス社会は、人が人を評価する
  • 一人の行動が、会社全体のイメージを良くも悪くも左右する
  • いつ、どこで、誰が見ているかは分からないから、常に人目を気にして行動できるように

しっかりと理由を添えて具体的に説明をすれば、すぐに対処するモチベーションは備えています。研修後半には気になることも無くなり、ビジネスパーソンとしての型を身に付けることができたのではないかと思います。

対面によるコミュニケーションの機会と時間を増やした分だけ、信頼関係、帰属意識は強固に

ビジネスでも、日常生活でも、対面でコミュニケーションを取る機会は少なくなりました。現下の社会情勢からして致し方ありませんが、人間関係を広げ、深めていくには、顔と顔を合わせたコミュニケーションが最適だと感じておられる方は多いのではないでしょうか。

今後オンラインによるコミュニケーション手段の多様化が進んだとしても、数回のオンラインより一回の対面によるコミュニケーションの方が効用は大きいと感じています。

対面で顔を合わせる機会を大切に!
  • 入社前、そして入社後の数日間に、新入社員同士がコミュニケーションを取る機会と時間をどれだけ作ることができるか

現在の環境では、会社主導でコミュニケーションを取らせていかなければ、同期との信頼関係を構築できないままになってしまいます。

特に、入社後も在宅勤務が続く場合には尚更と言えるでしょう。また、会社で働くという意識が育まれず、協調性、勤労意欲、貢献意識が乏しい人材になってしまう恐れがあります。

新入社員に限らず、組織内の上下の関係や各階層の関係性がより強固とするために、会社が主導してコミュニケーションの機会や場を設けてみてはいかがでしょうか

コストはかかりますが、風通しの良い職場環境を構築するべく、中長期的には有意義な効果が得られる取り組みではないかと思います。

SNS、WEB会議ツールはビジネスインフラに!機密情報の管理は、これまで以上に注意して

デジタル化は時代の趨勢!

新しいSNSやWEB会議ツールは、毎日のように世の中へリリースされています。ビジネスインフラとして何を許可し、何を禁止するのか、会社としてルールを制定し運用していく必要があります。

利便性は高く、低コストであることから十分なメリットを享受できますが、簡単に情報を拡散できるプラットフォームであるが故に、これまで以上に機密情報の取り扱いには注意しなければなりません。

特に、インターネットでは一度漏洩した機密情報はその全てを削除することはできないため、会社として損害賠償請求を受ける立場になることを肝に銘じておきましょう。

  • 会社が許可したSNS、WEB会議ツール以外は使用しないこと
  • 機密情報やデータは、SNSで共有しないこと

新入社員にとっては、ビジネスでSNSやクラウドサービスを使うのは初めてのこと。

マナーやお作法を知り、代表的なツールは一通り使えるように、準備を進めていくことをお伝えしました。

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