【施策立案|第6回】

社員のモチベーションを高めるには?!

意欲的に仕事へ取り組んでもらうためにできることとは?!他人の感情を動かすアプローチを考える

人は時と場合、環境やタイミングによって感情が浮き沈みする生き物です。さまざまな変化に対して、その時々の心と体の状態によって、人それぞれ感情の表れ方は異なってきます。

自分の感情を思い通りにコントロールするのは、容易ではありません。突然の出来事、不測の事態、人間関係の不和、仕事の繁忙などを原因に感情を乱された経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

自分の感情でさえそのようであるならば、他人の感情をコントロールすることは極めて難しいと考えるべきでしょう。

部下や後輩のモチベーションを高めることができる、と安易に言い切ることはできないと、特にリーダーや管理職の方々は認識する必要があるのではないかと思います。

組織力を高める努力を!

ビジネス社会において、メンタルの安定、モチベーションの向上は、仕事を前向きに取り組む上でとても重要な要素です。

  • まずは自分自身が毎日を意欲的に過ごせるよう、自分の「やる気スイッチ」を探す!
  • 自分で試し、成功したら、充実した自分の姿を周りに見せる!

自らの体験を相手の意欲を刺激する取り組みへと展開できれば、理解と共感が組織全体へと伝播していくでしょう。

人を動かすには動機が必要!まずは「利」で動かし、次に「義」で貢献意欲を高める

人は何かを判断するとき、自分にとって有益であるかどうかが重要な判断基準になります。自分が「利」を感じるものは、自分にとっての「正」と判断するのが一般的です。

ということは、他人のモチベーション向上や自ら積極的に動いてもらうためには、相手にとっての「利」を先に提供する必要があります。

空手形では無く、提供可能な範囲の「利」を通じて、人それぞれのやる気スイッチを刺激してみましょう。

■ 相手にとっての 「利」

  • 金銭
  • 肩書
  • 権限
  • 役割
  • 表彰 など

利で動きが出てきたら、次は「義」を説き、帰属意識や貢献意欲を向上させましょう。

「義を説く」とは、組織の一員として行動する意義についての理解を深めるアプローチで、組織の一体感を醸成する効果があります。

自分は期待され、仕事において重要な役割を担い、組織に必要な人間だと自覚することによって、本人の帰属意識は向上します。成長、感動、やりがいを仲間と共有できる繋がりや職場環境は、モチベーションを向上させる基盤となるでしょう。

但し、注意すべき点として、「利」ばかりを強調してしまうと、他により大きな「利」が出てきたときに簡単に心は動いてしまいます。逆に「義」ばかりを強調してしまうと堅苦しくなり、当人の居心地は悪くなってしまいます。

その時々の環境やタイミング、当人の特性を見極めて、利と義のバランスには配慮が必要です。

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悪影響な要因はすぐに改善!働きやすい職場環境にブラッシュアップを

組織の一員として働く意識を!

自分の周りの外的要因は、一個人の力でコントロールすることはできません。しかしながら、会社を主語にして考えてみると、できること、やるべきこと、変えられることは大きく広がります。

会社は、社員に対して働きやすく心地よい環境を提供できる立場にあります。規定や制度、仕組みや設備を整えればすぐに効果が表れるものではありませんが、マイナス効果を及ぼす原因は取り除くことはできるのではないでしょうか。

■ 制度や仕組みを新設する、改善する

  • 人事異動、配置転換の申告制度
  • ストックオプション制度
  • 資格取得支援制度
  • 特別ボーナス制度
  • 副業支援制度 など

■ 働く環境を整える

  • フリーアドレス席の導入
  • リモートワークの推進
  • 早帰りDAYの新設
  • レイアウトの変更 など

上記に加えて実績が適正に評価されれば、一人ひとりのモチベーションはおのずと高まっていくものです。

他人の気持ちを喚起するには何ができるか、さまざまな施策を継続的に取り組んでいきましょう。

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