【施策立案|第5回】

仕事ができるビジネスパーソンほど、年中繁忙な働き方が当たり前に

ビジネス社会において、営利企業は昨年以上の業績が常に求められています。ステークホルダーの要望や要求には、社員一人ひとりが応え続けていかなければなりません。

言い方を変えれば、今まで以上の業績を目指すには、今まで以上の質と量を追求しなければ実現は難しい、と考えなければなりません。故に、仕事ができるビジネスパーソンほど周囲から頼られ、難解な仕事が多く集まり、年中繁忙な状況に陥ってしまう傾向にあります。

■ 短い時間で、大きな付加価値を創出するためには…

  • 自分|勤務時間中に何をすべきか?
  • 会社|社員の勤務時間中に何をさせるべきか?

日々繫忙感が増している状況において、会社は働き方改革が、一人ひとりにワークライフバランスの最適化が求められています。

会社やリーダーは、業績アップと勤務時間の削減を両立する施策を講じていかなければなりません。一方で、一人ひとりがスキルアップして、より高度な業務、高付加価値なアウトプットを提供できるような「人財」に成長してもらうことも重要なポイントです。

1日24時間のうち、仕事に費やす時間を有意義に活用できるかどうかが問われています。一仕事、一業務にどのくらいの時間を費やしているか、まずはその検証からスタートしましょう。

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インプットや情報共有は個別に、事前に、タイムリーに!意見交換やアウトプットに時間をかけられるような配慮を

現在のビジネスパーソンは、よりスピーディーな判断と行動が求められています。だからこそ、限られた時間をどのように使うかが重要であり、一人ひとりの時間の使い方と創出価値の質と量が厳密に評価されるようになりました。

時間は貴重な経営資源です。時間は利益を創り出し、同時にコストも発生させることを理解して仕事に取り組まなければなりません。

■ 7つの経営資源

  • ヒト
  • モノ
  • カネ
  • 情報
  • 時間
  • 知的財産
  • モチベーション

時間を有効活用する一つの手段として、インプットは個別に、事前にという取り組みをお薦めしています。一堂に会してから情報を共有するより、予めインプットを促すことで、それをベースにした議論や実務を進めていくことができるからです。

特に仕事やプロジェクトの関係者が増えるほど、この取り組みは有効です。インプットにかかる時間は人それぞれであり、各自の裁量でインプットの時間を調整することができます。

時間の管理とコントロール、使い方の優先順位付けを意識してみてはいかがでしょうか。

休みたいけど休めない、働きたいけど働けない、一人ひとりが望む時間の使い方を実現できる仕組みに

ビジネスパーソンが置かれた環境や立場は、一人ひとり異なります。多様性を尊重する現在、時間の使い方についても、会社としてさまざまな選択肢や気持ちよく働ける環境を整えておく必要があります。

  • 休みたいときに、柔軟に休めるように
  • 働きたいときに、大いに働けるように

社員の要望に柔軟に対応しつつ、会社は変わらずに運営を続けられる体制や仕組みを構築する。そのためには、今までの延長ではなく、新しい基盤をゼロから作り上げていかなければなりません。

多大な時間とエネルギーが必要な取り組みですが、現在のニーズに応えるには決して避けることはできません。リーダーが信念と覚悟を持って、この大きな改革を推進できるかが成功のカギと言えるでしょう。

時間の使い方にこだわりを持ち、利益に繋がる時間の使い方ができるように。

まずは自分ができることからトライしてみましょう!

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