【施策立案|第1回】

会社の成長に繋がる施策の立案を!

経営計画、目標数値を定めたら、それを実現するための施策を立案する

経営計画書を作成している企業は、全体の約半数というデータがあります。意外に少ない印象ですが、これはしっかりと形に残した割合を表したものであり、経営者一人ひとりの頭の中には「来期の経営計画」がイメージされているのではないでしょうか。

計画や目標を掲げるだけでは実現には遠く及ばず、絵に描いた餅で終わってしまいます。営利企業であれば、自社の成長と発展に寄与するベストな施策を立案し、実行に移さなければなりません。

果たして、今取り組むべき最適な施策とは何か?!

強みを伸ばすか、弱みを補うか、どちらに重きを置くかは、その時々のビジネス環境や社内事情を考慮した重要な経営判断になります。「あの取り組みは正解だった!」と評価されるには、施策の選択と実行に多大な時間とエネルギーを投入しなければなりません。

無謀な攻めは後に引けない痛手を被り、慎重すぎる守りはチャンスをフイに。経営者やリーダーは、自身の判断が会社の未来、そして社員の行く末を大きく左右ことを理解した上で、ベストな挑戦の選択と継続が求められています。

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まずは施策のアイデア出し!7つの経営資源、4種類の行動で施策を整理する

施策の案出しは、まずは量を求めて、今必要と思われる多種多様な候補を挙げることからスタートです。同時に、何に対して、どのような行動を起こすのかをグルーピングすることで、施策の全体像を見える化しましょう。

ブレインストーミングを通じて候補を出した後、7つの経営資源、4種類の行動で施策を整理することをお薦めします。

ブレストで多様なアイデアを出す!

■ 7つの経営資源

  • ヒト
  • モノ
  • カネ
  • 情報
  • 時間
  • 知的財産
  • モチベーション

■ 4種類の行動

  • 始める
  • 拡げる
  • 終える
  • 狭める

強みを伸ばすか、弱みを補うかの方針が定まっていれば、テコ入れする経営資源の優劣が判明します。

攻めか守りかのタイミングの認識が共有されていれば、4種類の行動にメリハリを付けることができます。

数多くの施策に取り組むことが目的では無いので、攻めと守りの最適なバランスを模索してください。やり切れる量と効果的な質を得るための施策を立案できるか(絞り込めるか)がポイントです。

施策の中身は5W3Hで構築!後は実行しながら、状況に合わせて修正を

5W3Hで施策を固める!

施策が決定した後、実行に向けて個別に詳細を詰めていきます。その際によく使われるフレームワークが「5W3H」です。

誰でも一度は聞いたことがある馴染みのあるものなので、実際のビジネスの現場で活用している方は多いのではないでしょうか。

■ 施策の中身を構築する

  • WHY|なぜ組むのか?
  • WHO|誰が?
  • WHAT|何を?
  • WHEN|いつ?いつまで?
  • WHOM|誰に?
  • HOW|どのように?
  • HOW MANY|何人?何回?
  • HOW MUCH|いくらで?

【WHY】

施策の目的や意義を問うもので、最も重要な項目です。周りから協力を得るには、WHYの納得と共感は必須と考えましょう。

【HOW】

どのように頭を動かすのか、どのように体を動かすのか、どちらに重きを置くのかを確認してください。どちらか一方に偏らせる意図ではありませんが、その比重によって期間、人数、予算付けは大きく異なります。

滞りなく、スムーズに取り組めるように、十分な準備とマインドセットを!

【アーカイブ|施策立案】

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